「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」が、余ったアーカイブ生地をイギリスのファッション大学の学生に寄付する取り組み「ファブリック・ドネーション」を開始した。
ファブリック・ドネーションは、イギリスのファッション大学や専門学校に在籍するインターナショナルな学生たちを対象に、過去10年間保存してきたメンズとウィメンズのコレクション制作で残った生地を提供。取り組みはブランドのクリエイティブディレクター サラ・バートン(Sarah Burton)が始めた実践的な教育プログラムの一環として導入した。なお、バートンは昨年1月にロンドン・ボンドストリートの旗艦店にファッション教育に関するワークショップを行うスペースを開設している。
ウエストミンスター大学では、Steven Stokey-Daleyがアレキサンダー・マックイーンのアーカイブ生地を使用した卒業制作コレクションを発表。ウールを使用したチェック柄のファブリックのコートや、120枚のパネルによってストライプ柄のように仕上げたシルク生地のガウンなどを制作した。
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