YouTuber週間チャート分析：三代目JSB・NAOTO、YouTuberデビューで登録者数爆増！

　1週間で注目を集めたYouTubeチャンネルをピックアップし、その理由を探る本企画。YouTuberに関するデータを提供する「NoxInfluencer（ノックスインフルエンサー）」による「Top 100 登録者増加数Youtuberチャンネル」（2月23日更新／対象期間は1週間）を参照した。

（参考：YouTuber週間チャート分析：クロちゃんプロデュース「豆柴の大群」が再生＆登録者数急増）

　この1週間で最も登録者数が増加したのは「Mickみっく」（↑168.0%／登録者数4.69万）チャンネル。アメリカの高校に留学中という17歳のMickが、日々の生活をVLOG形式で紹介するというもので、“Winter Formal”と呼ばれるダンスイベントの様子や、自身で作詞などをした楽曲のMVも公開されている。

　チャンネル開設後すぐに登録者数5000人ほどを集めると、2月6日には「アメリカのホームレス達に大量のハンバーガーを配ってきた。【高校生のアメリカ留学生活】【日本語/英語字幕付き】」という動画を公開。これが130万回以上も再生され、10日で4万人以上も登録者数が増加する結果となった。

　続けて登録者数が増えたチャンネルは、ダンス＆ボーカルグループ・三代目J SOUL BROTHERSのリーダーでパフォーマーのNAOTOが開設した「EXILE NAOTO オネストTV」（↑85.6%／登録者数14.2万）。2月14日に開設したばかりのチャンネルだが、初日で3万人、2月23日時点になると14万人に増加した。

　グループとしての人気もさることながら、パフォーマーとしても多くのファンから支持されるNAOTO。距離感を近くに感じられることもあって、ファンからは「SNSを通して直人さんのこと沢山知れるの嬉しい」「YouTube初めてくれてうれしい」などの声が寄せられており、好評を呼んでいるようだ。

　増加数3位にランクインしたのは、「革命家HIROのひろスタ【有能な生き方研究所】」（↑78.0%／登録者数2.35万）チャンネル。「世界の真実を配信中！」と自己紹介しているように、ダイエットや面接のコツ、エビデンスが取れているものから眉唾ものまで、幅広い情報を取り扱っている。

　開設してから徐々に登録者数を増やしてきた同チャンネルだが、現在中国は武漢で流行中の感染症・コロナウイルス（COVID-19）の話題を取り上げてからは、その勢いがさらに加速。これで火が点いた形となり、その後も継続して関連した動画を配信し続けているようだ。

　元々活動していたタレントの初速は言わずもがなだが、「Mickみっく」のように自身の特異な環境を活かしたり、「ひろスタ」のように流行に乗っかるというのも、登録者数を増やす有効な戦略ということがうかがえる。今週もまた新たなYouTuberたちが登場し、世間を賑わせた一週間となったが、引き続き新進気鋭のYouTuberたちを観測していきたい。