聡太との共通点から感じる社長への期待 『テラスハウス』第33話未公開映像

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2020年02月27日 07:02  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信されているリアリティーショー『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』。2月18日にYouTubeにアップされた未公開映像には、新住人インタビュー・新野俊幸編の模様が収められていた。


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「結構ガンガンいきますね」


 本編33rd WEEKでテラスハウスにやってきた「社長」こと新野俊幸。彼は現在30歳で、「EXIT」という退職代行サービスを運営している。入居してすぐの自己紹介で、自身が経営している会社について饒舌に説明していた社長。スタジオメンバーからは早速、「企業説明会になっちゃったよ」「この説明のシーン、長くね!?」「長めに語るね」と指摘が入る。その様子を見て、一部の視聴者からは「聡太先生」こと河野聡太を彷彿するという声が上がっていた。


 聡太先生とは、約3カ月間テラスハウスで過ごす中で、「俺のメガネを選ぶ会」をはじめ「聡太節」と呼ばれる数々の迷言を残してきた『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』(軽井沢編)のメンバー。20歳で同い年の女性と授かり婚をし、約2年で離婚という経歴を持つ。入居当時は、ゲームアプリ等を扱うIT系で働く25歳の会社員だった。


 そんな聡太先生は、17歳のときに『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』のAOKI賞を受賞しているだけあって、端正な顔立ちをしている。だが、配慮に欠ける上から目線な言動が女性メンバーの反感を買い、告白以前にデートすらしてもらえないという前代未聞な状況を生み出した。ある意味、『テラスハウス』の歴史に爪痕を残した一人だ。


 そして、聡太先生もまた入居後すぐの自己紹介で、自身の仕事についてつらつらと語り、スタジオメンバーから「めっちゃ喋るじゃん!」「打席がめちゃくちゃ長い!」「どこでもマーケティング」と突っ込まれていた。聡太先生と社長はどことなく同じ匂いがする。つまり、テラスハウスでの社長の未来は危うい……かもしれない。


 本編33rd WEEK(社長入居回)では、まだそこまで社長の癖の強さは出ていなかった。だが、本編34th WEEKで早速“ヤバさ”が露呈し始める。「おっぱいが好き」だと公言する社長が、新メンバーの吉田夢がナイスバディだという情報を仕入れると、まだ会ってもいないのに気になると主張。極め付けには、夢の帰りを一人リビングで待ち伏せし、帰宅した彼女に瓶ビールを差し出して、さりげなく3度も“間接キス”をするという始末。


 これには、この週ゲストだった永野芽郁をはじめ、スタジオにいた女性陣、ひいては男性陣まで悲鳴をあげていた。このショッキング映像たるや……。スタジオメンバーの山里亮太(南海キャンディーズ)から、「『半分、青い。』が『心底、キモい。』に…」という名言が飛び出すほど、凄まじい威力だった。


 そんな、私たち視聴者に久しぶりに得体の知れない刺激とワクワク感、そして恐怖を与えてくれた社長は、新住人インタビューで自身の恋愛観について明かしている。テラスハウスに入居した一番の理由は「自分がやっている『EXIT』というサービスをもっと多くの人に知ってもらいたい」だが、「シンプルにいい出会いがあればいいな」とも思っているという。ちなみに、好きなタイプは「笑顔が絶えない人」で、恋に落ちたら「ストレートに気持ちを伝えることが多い。極端な話、もう1回目のデートで告っちゃうみたいなことも」とのこと。今の恋愛スタイルを築いた理由を、自分自身では「(学生時代)男子校で、女の子と全く喋れなかったので、そこからの反動で、今は気になったらガンガンいく」と分析していた。


 恋愛は自分からガンガン攻めるという社長だが、学生時代に女の子と接する機会が少なかったためか、その積極性がどこかズレている印象だ。一目見て、夢(のおっぱい)に惚れた社長は、男子部屋で「いいもの持ってたな」「A5ランク」とポツリ。続けて、この令和の時代に「(夢に)壁ドンができるチャンスがあれば行く。『俺と行くっしょ!』っつって、ドーン! (そして)“チュッ”」と自信満々に口にする。一昔前に二次元(2.5次元)の世界で流行した壁ドン。それを2020年の今、冗談ではなくリアルに三次元で試みようとしている、その姿勢に感服だ。


 「コレをしたら、全女性が絶対に落ちる! 俺を好きになるはずだ!」と思い込んでいそうな社長は、ある意味、誰よりもメルヘンで乙女なのではないだろうか。そして、こと『テラスハウス』において逸材になりそうな予感がして、爆裂に期待値が上がる。これから彼が爆発していくにつれて、きっとどんどん面白い珍事件を起こしてくれるはず。まずは次回35th WEEKのタイトルが、“The Monster in the Hallway(廊下の怪物)”なだけに、楽しみで仕方ない。


 社長は聡太先生のように前代未聞な事態を生み出して、『テラスハウス』に新たな歴史を刻むことになるのか。「彼女とデートする(とき)、集合時間に起きるとかが結構当たり前だった」と悪びれもなく振り返っていただけに、社長の今後の活躍に胸が高鳴る。(文=朝陽空)


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