プロジェクトではポケモンをモチーフとしたアーシャムの作品シリーズ「Relics of Kanto Through Time」をベースに、様々なアプローチを通じて作品の魅力を発信する。アーシャムは「フィクションとしての考古学」という自らの活動のコンセプトのもと、自らが思いを寄せる「ポケモン」を解釈し、彫刻作品を制作したという。
同氏はプロジェクトについて「ポケモンを幼少期から自分たちの文化や世界の一部のように感じていました。『フィクションとしての考古学』は、今日あるすべてのものを対象に、未来の考古学者になったつもりで自分たちの日常の生活や体験を見つめる、というアイデアです。自分たちが生きているタイムフレームの外に踏み出すことで、人々の時間の概念を変えるようなインパクトを与えたいです」とコメント。詳細は後日公開される。
ダニエル・アーシャムは、立体作品やペインティング、インスタレーション、パフォーマンスなど様々なジャンルの作品を制作するニューヨークを拠点にするアーティスト。個展を開催するほか、「リモワ(RIMOWA)」をはじめ、「ディオール(DIOR)」メンズ2020年サマーコレクションではゲストアーティストとしてコラボレーションを行うなど異業種とのプロジェクトにも取り組んでいる。
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