ヘアスタイリスト加茂克也が逝去、アンダーカバーやシャネルなど多数のブランドショーで活躍

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2020年02月29日 18:22  Fashionsnap.com

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加茂克也氏(写真は2018年にアンリアレイジとRMKがパリでショーを行った際のバックステージの様子) Image by: FASHIONSNAP.COM
ヘアスタイリストやメーキャップアーティストとして活躍した加茂克也氏が逝去したことがわかった。享年54歳。

 加茂氏は1988年からモッズ・ヘア(mod's hair)に所属。芸術性と独創性に富んだデザインから"ヘアデザイン界の異端児"と評価され、「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のパリコレクションや「シャネル(CHANEL)」のオートクチュールショーを手掛けたほか、日本のブランドでは「ミントデザインズ(mintdesigns)」「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のパリコレデビュー時のショーを担当するなど、多くのファッションデザイナーから支持を得た。2003年には毎日ファッション大賞のグランプリを受賞。2005年からは活動の場を海外にも広げ、2008年以降はショーのヘアメイクに加えて「フェンディ(FENDI)」や「ケンゾー(KENZO)」などのキャンペーンヴィジュアルも制作。2013年には大型企画展「加茂克也展'100 HEADPIECES'」をラフォーレミュージアム原宿で開催した。2015年に独立し、個人事務所「カモ ヘッド(KAMO HEAD)」を設立。東京やパリ、ニューヨークを拠点に、ヘアデザイン界の第一線で活躍した。
 一部のメディアの報道によると、今年2月に亡くなったという。加茂氏の訃報を受け、SNSではファンからの悲しみの声が数多く上がっており、「ナインティーナインパーセントイズ(99%IS-)」を手掛ける韓国出身のデザイナー バジョウ(BAJOWOO)やフォトグラファーの新田桂一、スタイリストの鹿野巧真のほか、「ディオール(DIOR)」のメーキャップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップス(Peter Philips)ら国内外の業界関係者も追悼コメントを投稿している。
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