■『ビルとテッドの大冒険』:キャリア初期の人気作!! マヌケな高校生コンビの爆笑タイムトラベル
1989年に公開された『ビルとテッドの大冒険』は、当時のティーンエイジャーの間で大ヒットとなった爆笑青春コメディシリーズの第1弾。今、約30年ぶりとなるシリーズ3作目の制作も進行中という、カルト的人気を誇る傑作だ。
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カリフォルニアに住み、ロックスターを夢見る、アホな高校生コンビのビルとテッド。苦手な歴史科目が原因で落第の危機に陥っていた折、突如現れた謎の男の案内で、彼らは電話ボックス型のタイムマシンに乗り込み、過去の偉人を巻き込んだ大騒動を起こしていく……というのが、本作のあらすじである。
本作でのキアヌの立ち振る舞いは、思わず吹き出してしまうほどバカそのもの。ショッピングモールで暴れるチンギスハーン、警察に捕まるソクラテスなど、偉人たちが現代で繰り広げるメチャクチャなギャグと、80年代後半の浮かれた空気感をぜひ味わってみてほしい。
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■『マトリックス』:映画史に残る映像体験!! 世界的ヒットとなったSF大作
1999年公開の『マトリックス』は、その鮮烈なビジュアルイメージでハリウッドに旋風を巻き起こし、現在シリーズ4作目が制作されるなど、いまだ衰えぬ人気を誇るSFアクション超大作である。
ストーリーはこうだ。昼はしがないプログラマー、夜はネット世界でハッカー“ネオ”として活躍していたトーマス・アンダーソン。そんな彼の前に、モーフィアスと名乗る人物が現れ、こう語りかける。この世界の全ては幻覚で、現実は遥か未来、機械が人間を支配した暗黒世界にある。君はそこで目覚める覚悟はあるか……と。
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日本アニメの『攻殻機動隊』や、香港のカンフー&ワイヤーアクション、さらにはキリスト教と仏教思想など、西洋と東洋をミックスした世界観は非常に独特。そして、黒ずくめの衣装に身を包んだ華麗なアクションが支持されたキアヌは、本作で世界的大スターの地位を確実なものにした。
■『ジョン・ウィック』:50歳にして超絶ガンアクションを熱演!! 伝説の殺し屋のカムバック劇
『マトリックス』シリーズ3作目以後、良くも悪くも落ち着いた評価を得ていたキアヌが再び世界を熱狂させたのが、2014年公開のアクション映画『ジョン・ウィック』だ。
最愛の妻を亡くしたジョン・ウィックは、彼女の残した子犬と孤独に暮らしていた。そんな彼を、ロシアンマフィアのドラ息子が因縁をつけ襲撃し、ジョンは目の前で子犬を殺されてしまう。意気揚々と父親の元に戻ったドラ息子は、ジョンが裏社会で伝説的存在として語られる殺し屋だったことを父親から告げられ……というのが、本作の筋立て。
そのシンプルな復讐ストーリーと、スーツを着こなして高速ガンアクションを披露するキアヌの姿は、ストレス発散にバッチリ。まさに溜飲が下がる痛快娯楽作であり、ダークコミックのような独特の世界観が受け、現状では続編が3作も作られている。