『Journal of Biomedical Research』によると、中国では2015年から死刑囚の臓器採取を禁じているが、一般市民からの自発的な臓器提供率は世界で最も低い国の1つとされ、200万人中1人という割合とのことだ。そして移植手術を必要とする患者は毎年150万人で、臓器移植が受けられるのはこのうち1万人未満だという。
中国で強制収容施設に拘束されているウイグル人からの強制臓器採取の問題は、今に始まったことではないようだ。昨年9月には中国の臓器採取について調査を行っている団体「The China Tribunal」が、中国政府がイスラム教徒のウイグル人などから心臓、腎臓、肺、皮膚を移植用に採取していると国連人権理事会(United Nations Human Rights Council)の会議の場で訴えていた。
画像は『The Sun 2020年3月11日付「‘KILLED ON DEMAND’ Fears China is ‘executing muslim prisoners and harvesting their organs to treat coronavirus patients’」(Credit: AP:Associated Press)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)