10周年を迎えた正統派アイドルグループ“SUPER☆GiRLS”、今こんなことになっている

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2020年03月24日 11:10  日本タレント名鑑

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2010年にエイベックス初のアイドルグループとして結成され、今年結成10周年を迎えたSUPER☆GiRLS

現在はメンバー10名中7名が活動歴約1年という、フレッシュなグループになっています。

3月18日にはニューシングル『忘れ桜』をリリースしたばかりのSUPER☆GiRLS、通称“スパガ”のこれまでの歩みと、現在、そしてこれからについて紹介します。

■女優として人気の浅川梨奈さんや前島亜美さんらを輩出

2010年『avex アイドルオーディション2010』の合格者で結成され、同年、アルバム『超絶少女』でデビュー。また翌年4月に1stシングル『がんばって 青春』をリリース。

“アイドル戦国時代”と言われた当時から、正統派のアイドルソングとパフォーマンスで、AKB48グループやハロー!プロジェクト、ももいろクローバーZらのスターダストグループなどに次ぐブレイクを狙う存在として注目されてきました。これまで発売した多くのシングル曲がオリコンランキングでトップ10入りという実績もあります。

 

これまでに在籍したメンバーには、“1000年に一度の童顔巨乳”のキャッチフレーズ”でグラビアで人気者になり、現在は女優として多くの映画、ドラマに出演する浅川梨奈さんや、女優と声優の両輪で活動する前島亜美さんら、数多くの女優、歌手、タレントがいます。

 

SUPER☆GiRLSは、AKB48グループやモーニング娘。などと同様、メンバーの卒業と新加入により、メンバーが入れ替わることで新鮮さを維持しつつ進化していくシステムで、卒業、脱退していったメンバーの一方、2014年には2期メンバー、2016年には3期メンバーが加入しています。

そして2018年にはグループ初の一般公募オーディションを開催し、一挙7名の合格者を生みました。

 

2018年末には、グループを結成時から支えてきた初期メンバーや浅川さんらが卒業。

オーディションで合格した7名が加入、さらに5代目リーダーとして2期メンバーの渡邉幸愛さんが就任。新生スパガとして生まれ変わりました。

 

■作られたアイドルにとどまらず、メンバー主導の試みも活発化

 

新生スパガとなった昨年は、メンバー11人(当時)全員のセンター曲を制作し、その全てでMVを制作、約5年ぶりの写真集発売、コラボレストランの期間限定オープンなど精力的に活動。

そして年末には1年の集大成となるアルバム『超絶★学園 〜ときめきHighレンジ!!!〜』を発売しました。

 

活動10周年を迎え、メンバーの関わり方も少しずつ変わってきていて、最近ではリーダーの渡邉幸愛さんや、中心メンバーの阿部夢梨さんが、アルバム収録曲やシングルのカップリング曲の選曲、アルバムの曲順決定など音楽面でも意見を出しているようです。

イベントなどの合間には「今度こういう試みをやってみたいんですけど」とスタッフに提案したりすることもあるとか。そんな二人を通して、ほかのメンバーの意見も反映されることもあるといいます。

 

特に渡邉幸愛さんはリーダー就任後、自身が前に出てアピールするよりも、グループファーストの動きが目立ち、グループ愛の強さが前に出てきています。

そして今回のシングル『忘れ桜』のリリースにあたっては、「オリコンのウィークリーランキングで5位以内を目指す!」「売上枚数にもこだわりたい」という、目標や決意を貪欲に語るようになりました。その思いがメンバーにも浸透してきているように感じます。

 

そんなスパガが目標と掲げるのは日本武道館での単独公演。渡邉さんは昨年末に筆者が行ったインタビューで

「新体制がスタートしたときはまだ何もわからない状態というか、よくも悪くも何も見えない状態で『日本武道館のステージに立ちたい』と思っていたんですけど、今は現実も見えてきて、私たち自身もやっぱり厳しいなと思うところはたくさんあるんですけど……」

と、率直な思いを明かしてくれました。それでも「やっぱり言い続けて、みんなで一つの目標に向かうというのはすごく大事だと思うんです。『日本武道館に立ちたい』という思いはメンバー共通の夢として持って、ファンのみなさんともその夢を共有して頑張っていければと思います」(Girls News、2019年12月掲載)と意気込みを見せてくれました。

 

現状ではまだまだ厳しい夢でも、メンバーが常々口にすることで、その言葉にパワーが生まれ、ファンも巻き込んで勢いが加速していく場合もあるものです。

 

■渡邉幸愛&阿部夢梨の2トップで音楽面でも運営面でも充実の体制に

 

今月リリースされたシングル『忘れ桜』は、グループ初の桜ソング。

桜の咲く季節に感じる、切なさと新しい未来への希望を歌った、スパガの新しいメッセージソングとなっています。Wセンターを務める渡邉さんと阿部さんの、タイプの違うボーカルの交わりがとても心地よく、スパガの新たな音楽性の魅力を発揮しています。

 

リリース前の記念イベントは新型コロナウィルス感染拡大の影響で、残念ながら次々と中止になっていますが、その代わりに動画サイトやSNSを使って、さまざまなイベントを実施し、よりメンバーとファンとで熱く盛り上がっています。

またメンバーからの希望もあり、過去のライブ映像をYouTubeにアップするという試みも行っています。

 

音楽面でも運営面でも、渡邉さんと阿部さんの2トップ体制でよりメンバーの意向が反映され、二人がフレッシュなメンバーたちを引っ張っていく、今のスパガはとてもいい形になっているのではと思えます。

6月には10周年記念として東京・日本青年館でのライブも予定されています。その先の大きな目標の実現も決して遠い夢ではないと感じます。

文/田中裕幸

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