元アンジュルム 福田花音=“巫まろ”、ZOC加入に賛否両論 大森靖子が惚れ込んだスター性

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2020年03月29日 10:41  リアルサウンド

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ZOC『断捨離彼氏』

 大森靖子が“共犯者”を務めるグループZOCに、元アンジュルムの福田花音が巫まろとして電撃加入しファンの間で話題となっている。


(関連:巫まろも出演、ZOC「SHINEMAGIC」MV


 福田は2004年、ハロー! プロジェクトでデビューを目指すハロプロエッグ(ハロプロ研修生)に加入し、2009年にスマイレージ(現在のアンジュルム)として選抜、2010年に「夢見る 15歳」でメジャーデビューを果たす。「まろ」と呼ばれていた福田は、2015年にグループからの卒業を発表。同年11月に日本武道館で開催された『アンジュルム ファーストコンサートツアー2015秋「百花繚乱」〜福田花音卒業スペシャル〜』でハロプロ及びアンジュルムを卒業し、約10年間の活動に幕を降ろすこととなった。


 作詞家としてアンジュルム、カントリー・ガールズ、Juice=Juice、こぶしファクトリー、BEYOOOOONDSなどに歌詞を提供していた福田であったが、2019年12月末にアップフロントプロモーションとの専属マネージメント契約を終了。そして今回、ZOCへの加入発表という運びとなった。発表は、3月27日に生配信されたライブの冒頭から巫まろがサプライズ登場。すでにソロ楽曲を披露しているほか、新曲「SHINEMAGIC」MVにも大体的にフィーチャーされる形で参加している。


 ZOCとは”Zone of Control”の略で、ゲームにおける「支配領域」の概念を指す。大森はプロデューサーではなく、一緒に戦い、遊ぶ、同じ心に黒い穴の空いた共犯者という存在。メンバー全員が大森から直々に声をかけられたのがきっかけとなりスタートしたグループで、一人ひとりが大森への憧れやリスペクトを持って繋がっている部分は大きい。そんな特異とも言えるメンバー間の絆に共鳴した、女性を中心としたファンがライブ会場に押し寄せ、結成から1年足らずでZepp Tokyoを埋めるほどの人気を獲得している。


 言うなれば、巫まろも大森に共鳴した人物。その手がかりとなるのが、今年2月に大森がリリースしたベストアルバム『大森靖子』特設サイトに送られた福田花音としてのコメントだ。高校生の時に大森の音楽に出会った福田は、「初めて聴いた時から今日までもずっと私の心に寄り添い続けてくれています」「1人の女の子としての価値観をものすごく広げてくれた」「不変な女の子の奥底にある感情と今流行っている言葉や単語が交わる感じ」と大森への熱いリスペクトを表明しており、親密なプライベートの交流があることも明かしている。


 そんな福田への大森からの返答は、「つんくさんの歌詞に出てくるややこしい女の子を具現化したらこうなるのでは?!のような女の子」という文から始まり、「近くにいても、常にかわいくてキラッとしていて歌は最高に上手くて、スターだなぁと思います。完全にイイ女。」とも綴っている(参考:『大森靖子』特設サイト(原文ママ))。


 印象的なのはどちらも「また大森さんとお仕事でご一緒できることを目標に」(福田)「これからも一緒に世界がおもしろくなるようなことがたくさんできればいいですね!」(大森)と送りあっていること。逆算していくと、このコメントが公開される頃には、福田のZOC加入は決まっていたと想像できると同時に、すでに互いが“共犯者”になって笑みを浮かべる姿もイメージできる。


 巫まろの加入を受けて、賛否両論を巻き起こしているZOC。だが、そんな意見は物ともせず、グループはさらに上へと上がっていくことだろう。(渡辺彰浩)


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