『テラスハウス』東京編・第38話ーー快の厄日がもたらした、テラハ史上類を見ない“修羅場”

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2020年03月31日 00:41  リアルサウンド

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『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第38話が、本日3月31日に配信された。


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 女子部屋は、京都旅行中の快の話題で盛り上がっていた。徹底してお金を出さないばかりか周りへの配慮にも欠ける快の言動を、かなりの勢いで批判する花と夢。それを聞いたビビは、快が心に余裕がないのは経済的に余裕がないからだと推測し、花に彼のそんな部分を受け入れられるかと尋ねる。だが、花は「無理、無理、無理、無理……」と首を横に振った。


 翌日、ビビが突然、快に話をしたいと切り出す。「京都に行って、みんなからどう思われたかわかるでしょ?」と問うと、快がお金を払わないどころか財布すら出さなかったこと、プリクラ代を請求されても200円しか渡さなかったことなどを矢継ぎ早に訴える。だが、快は金銭的な面では、きちんとお礼を伝えていると反論。そもそも俊幸は快の立場を理解した上で、お金を払ってくれていると言い切った。快は貧乏でお金こそは出せないが、率先してテラスハウスの家事を担っていると主張。だが、ビビはそれを否定する。ビビの目には、快が一番家事をやっていないと映っているようで、両者の認識の違いが露わになった。


 続けてビビは、花の快への愛が冷めてしまったのは、快の中に問題があると口にする。それは、快自身が最低限の生活ができていないからだと指摘。だが快は、朝起きてからゆっくりストレッチをして走ったり、絵を描いたり、スタンダップコメディのネタを考えたりと経済的なことよりも大切したいことがあると主張した。ある意味ではビビのお節介によって、陰で女子に散々な言われようだということが、本人の耳に届いてしまった今。トラウマの場所でのステージを控えている快は、メンタル的に大丈夫なのだろうか。


 その晩、東京・阿佐ヶ谷のライブバー『Gamuso Asagaya』では、快のスタンダップコメディの舞台があった。ステージに立った快は、ネタを忘れ、言葉に詰まり、見るに堪えない姿を晒してしまう。応援に駆け付けた俊幸と志遠もこれには言葉を失い、困惑した表情を浮かべていた。


 その頃、女子部屋では、目を腫らして大泣きしている花を、深刻そうな表情で慰めている夢の姿が。花の大切な試合用コスチュームに、何かが起きてしまったようだ。「このコスチュームをさ、洗濯機に入れたまんまさ、出かけちゃった花も悪いよ。でも……バタバタしててさ、干す時間なくて」。花の大切なコスチュームが入ったままの洗濯機に、何者かが自分の服を入れて、回してしまったらしい。そのまま乾燥もかけてしまったため、大切なコスチュームが縮んで変色していた。そして、それを発見したのが夢だった。


 夢は洗濯機に入りっぱなしの衣類を取り出したときに、快の服と一緒に花の下着などが出てきたことから、テラスハウスのグループLINEを使い、皆に報告。花は「(乾燥機にかけられたのが)セーターだったらよかったよ、セーターだったら……」と“if”の話をしながら、さらに大粒の涙を流す。デザイナーと何時間もかけてデザインを決め、採寸もして作った1点もののコスチュームは、10万円以上するもので、なにより花にとっては思い出が詰まった命と同じくらい大事なものだった。


 メンバー全員が帰宅し、ダイニングに揃ったところで、この“コスチューム事件”の話を切り出す花。「快さ、洗濯回すときにさ、洗濯機に洗濯物入ってたでしょ?」。快は目を泳がせながら、「うーん……俺はそのまま入れちゃって、中、見てなかった」と答えた。コスチュームが使い物にならなくなってしまったことを花が報告すると、一同に動揺が走る。思わず俊幸の口から「10万キツいな……」と漏れるが、金銭的な問題というよりも、念願の東京ドームでの試合やタイトルマッチなどにも着用したというプライスレスな面の方が重大だった。


 ダイニングが緊張で張り詰める中、ビビが「もしかしたらこれは、花のこれからのもっとさ、いいコスチュームを作って、もっといいリングに上がれるっていう機会なんじゃない?」と慰めの言葉をかける。しかし花は、そういって心配してくれる気持ちはわかると前置きしつつ、「今、私が話をするべきなのは、ビビじゃないと思ってる」とバッサリ。快は、小さな声で「マジでごめん」と謝った。誰しも生きていたら、うっかりしていて、やらかしてしまうこともあるとフォローに回るビビだが、この発言が火に油を注ぐ結果に。「今、ビビのその言葉は聞きたくないから!」と怒りをあらわにする花。どうにかこの場を収めようと、努め続けるビビだが、イライラを募らせた花は、快に「てか、てめえが何か言えよ!」と激しく怒鳴りつける。憤る花は益々ヒートアップするばかり。とうとうビビが、泣き出してしまった。


 花は快に向って、「一緒に住むんだったら人のこともっと考えて暮らせよ! 限界だよ、もう!」と絶叫。そして、と大粒の涙をポロポロと流した。快が「本当ごめん、“ごめん”しか言えない……」と謝るものの、花の怒りは全く収まらない。「自分はさ、フラフラ、フラフラ、過ごしてさ。わかんないよね? 死に物狂いで、死ぬほど痛い思いして、血流して骨折って、頑張ってお金稼いでさ……そうやってる人の気持ちなんか。『人のこと笑顔にしたい』って言って、スタンドアップやってるかもしんないけどさ。普段一緒に住んでる人を笑顔にできないヤツがさ、これから先、何百人、何千人の前に立ってさ、人のこと笑顔にできるわけねえじゃん! ナメんのもいいかげんにしろよ!」と大声で怒鳴りながら、吐き捨てた。


 ビビはあまりのショックに「ちょっと私、一回上に行く」と声を震わせ、2階に上がってしまう。「マジでごめん」と謝る快のキャップに手を伸ばした花は、「ふざけた帽子かぶってんじゃねえよ!」という言葉と共に、そのキャップを頭から引きはがし、床に投げ捨てた。そして「チッ」と舌打ちをして、その場を後にする花。残された快は、思わず英語で「一体何なんだ」と呟く。以前から快の生活態度や仕事に対するモチベーションに不信感を募らせていた花だが、そこにこのような事件が重なって、一気に怒りが爆発してしまったようだ。


 快、俊幸、志遠、夢が残ったダイニングは、静まり返る。ふと、夢が快に声をかけ、「『ごめん』って思って、『弁償したい』って思うんだったら、それは行動で示すべきかなって思う」とやんわり意見した。快には、常々人の気持ちを考えない言動が見られ、その結果が今回に繋がったと諭し、もっと考えて行動すべきだと促した。「コスチューム、どこで買えんだろうな?」という俊幸に対し、志遠は「シェアハウスの生活の、たとえば水回りとかを積極的にやる(掃除する)とかのほうがいいのかなって」と花が色々なことの積み重ねで怒っていることを察して、解決方法の一つを提案するのだった。


 第38話では度々、金銭問題がピックアップされ、同時にシェアハウスで暮らすことの難しさも露呈した。こじれた関係の修復はできるのだろうか、そして花のコスチューム問題は一体どうなるのか。次回に注目したい。(文=Nana Numoto)


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