窓辺に置いたテディベアを見つけるというアイデアは、1989年に英国人の絵本作家マイケル・ローゼン氏によって書かれた有名な絵本『We’re Going on a Bear Hunt(きょうはみんなでクマ狩りだ)』から着想を得たものである。家族5人と犬1匹でピクニックに出かけ、冒険気分を盛り上げるため『クマ狩り』の歌を口ずさみながら野山に分け入ると、思いがけず本物のクマと遭遇してしまうというストーリーだ。
「ほとんどの方は『We’re Going on a Bear Hunt』のストーリーをご存じだと思います。もし実際に子供達とベアハント(クマ狩り)に連れて行けたら、素敵だと思いませんか?」 「参加してもらえるなら、皆さんには窓辺にクマのぬいぐるみを置いてもらうだけで良いのです。散歩している人達に見える場所に置いて頂くだけです。もしぬいぐるみがなければ、絵を描いて飾るだけでも結構ですよ。」
ちなみに絵本『We’re Going on a Bear Hunt』の作者マイケル・ローゼン氏は、現在インフルエンザに似た深刻な症状が出たため病院の集中治療室で治療中とのことだ。新型コロナウイルスとの関連かあるかどうかは確認されていないが、Twitterでは「#GetWellSoonMichael」がトレンドとなり多くの人々が励ましの言葉を送った。これに対してマイケル氏の妻エマ・ルイーズさんは自身のTwitterでファンに感謝を述べ、現在は食事ができるほど回復したことを伝えている。
画像は『Cedar Mill & Bethany Libraries 2020年4月2日付Instagram「Have you joined the #BearHunt yet?」』『The Guardian 2020年3月31日付「‘Bear hunt’ helps banish coronavirus boredom for New Zealand children」(Photograph: Jiavra Cohen)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 寺前郁美)