「麒麟」「半沢」、森三中まで… テレビ界襲う「エンタメ崩壊」危機

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2020年04月06日 11:00  AERA dot.

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写真「麒麟がくる」で明智光秀役を務める長谷川博己(C)朝日新聞社
「麒麟がくる」で明智光秀役を務める長谷川博己(C)朝日新聞社
“コロナショック”はテレビ界をも直撃している。

 NHKは放送中の朝ドラ「エール」と大河ドラマ「麒麟がくる」の収録の当面見合わせを発表。TBSも毎回100人以上の有名人が一堂に会する「オールスター感謝祭」の放送延期や、春ドラマの本命と目された「半沢直樹」の続編の放送開始延期を発表した。

 4月4日には、お笑いトリオ、森三中の黒沢かずこが新型コロナウイルスに感染したと所属事務所が公表。肺炎の症状はすでに収まったというが自宅療養を余儀なくされている。メンバーの大島美幸も自宅待機していることを夫で放送作家の鈴木おさむ氏が自身のSNSで明かしており(村上知子も自宅待機)、トリオでレギュラー出演する「ヒルナンデス!」(日テレ)などへの影響も心配される。

 ある放送作家は語る。

「『YOUは何しに日本へ?』や『イッテQ!』など海外もののバラエティーも苦しいですよね。今ロケをしていること自体が悪いことのように見えるでしょう。状況がある程度収まらないとあらゆる業種でロケNGという状態は続きます」

 人気バラエティー番組などに携わるあるテレビ関係者は、現状をこう嘆く。

「たとえばNHKは、オリンピック中継に予定していた何百時間もの枠がすべて飛んでしまうことになります。今撮影できているドラマなども、いつまで撮れるかわかりません。バラエティーや情報番組は、出演者の数を減らしたり、モニターでのテレワーク出演を行ったりしています。3月はじめの『R−1ぐらんぷり』あたりから無観客での収録になり、観客とのやり取りを番組の軸にしている番組では、観客を『出演者』扱いにして対応したケースもあったようです」

 芸能評論家の三杉武さんはこう分析する。

「番組スタッフや出演者だけでなくタレントのマネジャーやメイクなど、テレビ番組は関わる人数が多く、それが各社にわたるため、収拾がつかない状況です」

 前出の芸能評論家・三杉武さんは一方で、ある“可能性”に希望を託した。

「総集編や再放送などで穴埋めをするにも限界があります。コンテンツが足りない状況が訪れることになりますが、そこで何かいい知恵が出て、新規視聴者や新たな番組スタイルの開拓につながることもあるのではないでしょうか」

 出口の見えないトンネル状態はいつまで続くか。
(本誌・太田サトル)

※週刊朝日  2020年4月17日号

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