Moto2:日本でトレーニングに励む長島哲太「今はリラックスして家族と過ごしています」

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2020年04月06日 13:01  AUTOSPORT web

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Moto2クラスの開幕戦カタールGPで優勝した長島哲太(レッドブル・KTM・アジョ)
2020年シーズンのロードレース世界選手権Moto2クラスの開幕戦カタールGPで優勝した長島哲太(レッドブル・KTM・アジョ)は、MotoGPが新型コロナウイルスの流行による予期せぬ中断に追い込まれたため、母国の日本に戻っている。チームのインタビューで長島が、カタールでの初めてのグランプリ優勝や、チームに適応するということ、またレース活動が延期されている状況で、どのように時間を過ごしているかについて語った。

――Moto2世界選手権で初優勝を達成したことは、あなたにとってどのような意味がありましたか?
長島:僕にとってはとても重要な勝利でした。MotoGPクラスに昇格するという僕の夢を達成する道への大きな一歩になりましたから。表彰台の最上段に上がるのはとてもエキサイティングで感動的でした。とても嬉しく思っています。

――フィニッシュラインを超えた時、どのような気持ちがよぎりましたか?
長島:その瞬間にできたのは、叫ぶことだけでした。フィニッシュラインを超える前は、何も考えることができませんでした。僕の頭のなかは真っ白だったんです。それでも、レースが終わったら、うれしい気持ちでいっぱいでした。その時の気持ちは、これまで感じたことのないもので、興奮したままヘルメットの中で叫び続けましたね。

――開幕戦の優勝はレッドブル・KTM・アジョでの夢のようなデビューでしたね。チームにはどれだけ慣れることができましたか?またチームとの関係はどのように発展していますか?
長島:チームは素晴らしいです。彼らは熱心に作業をしていますし、非常にプロ意識が高いです。多くのライダーがレッドブル・KTM・アジョに在籍してきました。そのうち何人かはチャンピオンになりましたから、このチームに所属することは僕にとって大きなステップです。チームのメンバー全員に大きな安心感を持っています。

カタールGPの予選後にはストレスを感じてはいませんでしたが、少し当惑していました。セッション中、ハードにプッシュしましたが小さなミスをしていたからです。僕を落ち着かせ、レースに勝つのを助けてくれたのはチームからのアドバイスでした。

■「チーム代表アキ・アジョのアドバイスは重要」と長島哲太

――プレシーズンの内容から、このようなシーズンスタートを切れることを予想していましたか?
長島:表彰台に登るチャンスはあるだろうと感じていましたが、レースで優勝できるとは思っていませんでした。自分でさえ予想外のことでした。確かに嬉しい驚きでした。

――チーム代表のアキ・アジョが果たしている役割はどれだけ重要でしょうか?
長島:アキはとても重要な人です。彼はライダーを育成するための多くの経験を持ち合わせているからです。彼のアドバイスに従えば、素晴らしいライダーになれると思います。僕は彼を信頼していますし、彼が僕に示してくれることをうまく活かして、成長していくつもりです。

――レースがない現在、あなたは何をしていますか?トレーニングはうまくいっていますか?
長島:グランプリが開催されないので、家族と過ごしています。このごろは子供たちと遊んでいます。トレーニングに関しては、ランニングに行くのが好きです。数年前はバイクに乗るのが好きでしたが、今は他のタイプのスポーツをする方が好きです。

――家族とはどのように時間を過ごしていますか?
長島:家では子供たちがいつも遊んでいるので少し騒がしいですが、僕はそれが気に入っています。子供たちなしでどう生きたらいいのか分かりませんからね。レースのことから離れる助けにもなります。なぜなら何かについて過度に考え込んでしまうと、余計なプレッシャーがかかりますから。僕にとってリラックスして家族と過ごすことが、プレッシャーから逃れるのに役立ちます。

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