EWC:オッシャースレーベン8時間が中止されボルドール24時間が追加。鈴鹿8耐は予定通り開催へ

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2020年04月07日 13:21  AUTOSPORT web

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2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)スケジュール(4月6日発表時点)
FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は4月6日、2019-2020シーズンにおけるFIM世界耐久選手権(EWC)の開催スケジュールを変更すると発表した。これにより6月6日開催予定だったオッシャースレーベン8時間耐久ロードレースは中止され、ボルドール24時間耐久ロードレースが9月に最終戦として追加されることになった。

 この決定は新型コロナウイルスによる世界的な健康危機からEWC参戦チームを守るための措置としての判断だ。シリーズプロモーターであるユーロスポーツイベントにより、政府による制限を考慮したスケジュールに改訂されている。

 そのため6月6日にドイツで開催される予定だったオッシャースレーベン8時間はキャンセル。最終戦から第4戦にずれ込んでいた鈴鹿8耐は、7月19日開催と変更はないが第3戦として位置づけられることになった。

 その後は第4戦ル・マン24時間が8月29〜30日に行われる。そして新たにボルドール24時間を2019-2020シーズンの最終戦として配置することもアナウンスされた。ボルドールで開幕しボルドールで閉幕という変則的なシーズンとなるが、全5戦のチャンピオンシップが行われる予定だ。

 また、FIMとユーロスポーツイベント、主催者はライダーのサポートに取り組み、コスト削減の解決策を提供。ユーロスポーツイベントはル・マン24時間とボルドール24時間に参加するファクトリーでないすべてのチームに1500ユーロ(バイク1台ごと)を割り当て、インディペンデントチームを支援するという。

 ユーロスポーツイベント責任者のフランソワ・リベイロは「ロックダウンはスポーツの世界に深刻な影響を与えた。チームとライダーの安全が保証できない場合はレースが開催できず、現在の公衆衛生上の危機により、オッシャースレーベン8時間の開催は明らかに不可能だ」とコメントした。

「カレンダーの改訂により鈴鹿8耐はフィナーレではなくなる。この象徴的なレースの主催者であるモビリティランドは、状況を理解し私たちの優先事項を共有している。非常に特殊な状況でEWCの利益を保護するためだ。したがって、来シーズンはセパンで始まり、ボルドールで終わる」

■2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)スケジュール(4月6日発表時点)
RoundRace/CountryDay第1戦ボルドール24時間/フランス2019年9月21〜22日第2戦セパン8時間/マレーシア2019年12月14日第3戦鈴鹿8時間/日本2020年7月19日第4戦ル・マン24時間/フランス2020年8月29〜30日第5戦ボルドール24時間/フランス2020年9月19〜20日

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