伊藤健太郎を真っ直ぐ見つめ返す工藤遥 『のぼる小寺さん』最新予告公開

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2020年04月09日 08:01  リアルサウンド

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(c)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (c)珈琲/講談社

 6月5日に公開となる映画『のぼる小寺さん』より、最新予告編と本ポスタービジュアルが公開された。


【動画】映画『のぼる小寺さん』予告編


 本作は、2014年より『good!アフタヌーン』(講談社)で連載された珈琲原作の同名マンガを実写化するもの。クライミング部に所属するボルダリングに夢中な女子高生・小寺さんをきっかけに、“頑張ること”に一生懸命になれない若者たちが、自分の夢に向かって一歩踏み出そうとする瞬間を切り取る。


 『ロボコン』『ホームレス中学生』『武士道シックスティーン』など数々の青春映画を手がける古厩智之監督と、映画『けいおん!』『映画 聲の形』『若おかみは小学生!』などを手がける脚本家・吉田玲子がタッグを組む。


 クライミング部に所属する一見クールでミステリアスだが心優しい主人公・小寺役を今回映画初主演となる工藤遥が演じ、ボルダリングにほぼスタントなしで挑んでいる。卓球部に所属し、小寺に密かに惹かれる近藤役で、映画『惡の華』や『今日から俺は!!劇場版』の伊藤健太郎が出演。そのほか、鈴木仁、吉川愛、小野花梨らが脇を固める。


 この度公開された最新予告は、「ひたすら上を向いて登る。それって、どういうことだろう」という近藤(伊藤健太郎)のナレーションとともに、ボルダリングに熱心に取り組む小寺(工藤遥)と、そんな小寺に心惹かれつつじっと見つめてしまう近藤のシーンから始まる。好きなことに一直線な小寺だが、体育の授業のバレーボールではパスを顔面で受けてしまい鼻血を出してしまう不器用な一面や、休み時間にナイフを使って鉛筆削りをする一風変わった姿を見せながらも、なぜか周りは小寺から目が離せない。体育館裏で近藤が小寺と話すシーンでは、小寺から「なんか近藤くんと初めて話したね」と言われ密かに小さくガッツポーズで喜びを噛みしめる近藤の微笑ましい姿も。また、同級生の倉田(吉川愛)が「ボルダリングってさ、やってて褒められることあるの?」と思い悩んだような表情で小寺に尋ね、それに対して「何度も挑戦してやっと登れた時は、やっぱり自分が嬉しい」と温かな笑顔で答える小寺の姿や、卓球の練習に打ち込むことを決意した近藤の姿など、小寺の存在を見つめることで徐々に背中を押されていく登場人物の瑞々しいシーンが切り取られている。終盤では「小寺さん、俺……」と何かを言い出そうとする近藤と、近藤を真っ直ぐ見つめ返す小寺の甘酸っぱい姿も収められている。


 本ポスタービジュアルでは、「乗り越える壁は人それぞれ。一生懸命も、悪くないかも。」のコピーとともに、小寺、近藤ら登場人物が送る爽やかな学校生活のシーンが切り取られている。


(リアルサウンド編集部)


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