「国外に連れ出されて監禁された」性被害に遭った英歌手ダフィー、事件の詳細を告白

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2020年04月09日 20:32  Techinsight Japan

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「事件を隠すことで私の人生が破壊されてしまった」とダフィー(画像は『duffy 2020年4月5日付Instagram「With love, duffywords.com」』のスクリーンショット)
今年2月、過去に性被害に遭ったという衝撃の告白した英歌手ダフィー(35)が、自身のウェブサイトで事件の詳細を明らかにした。薬物を盛られたまま海外に連れ出され、監禁された事実を赤裸々に告白している。

ダフィーは自身のウェブサイトに「The 5th House」と題した長文を公表し、先ごろ告白した性被害の詳細を明かした。ダフィーは被害に遭ってから3年間、男から逃れるため引っ越しを繰り返しており、5軒目でようやく安全と思えるアパートに落ち着くことができたことからタイトルを「The 5th House」にしたという。

しかしその内容があまりにもあからさまなため、冒頭ではこのように綴っている。

「これを読んでいる方に警告します。この文章には不快となり得る情報が含まれています。」
「このストーリーはオンラインだけに留めます。あなたが誰かの悲しみやこの詳細を受け入れられないなら、続く文章を読まれないことをお勧めします。」

そんなダフィーは当時を振り返り、「レイプ被害はまるで“生き地獄”のようだった。粉々に砕け散った自分を取り戻すのには非常に長い時間がかかり、時には終わりがないように感じた」と明かした。

「その日は私の誕生日でした。レストランで薬物を盛られたのです。その後4週間、薬漬けにされて知らぬ間に国外に連れ出されました。」
「飛行機に乗った覚えがなく、気付いたら車の後部座席に座っていました。ホテルの部屋に入れられ、犯人が戻ってきてからレイプされたのです。」

ダフィーは犯人が眠っている際に逃げ出すことも考えたが、犯人が警察に通報し行方不明者として追跡されることを恐れたそうだ。その後犯人と共に帰国し、無事自宅にたどり着いた。

「私はあの日々をどうやって耐え抜いたのか、全く分かりません。生きることを手助けしてくれる、何らかの存在があったのだと感じています。」

帰国後は警察に訴えることも考えたが、犯人から命に危険を及ぼすと脅迫されており、大きなリスクを背負うことはできなかったそうだ。しかしその後、この事件についての脅迫文が届いたことや3人の男が自宅に押し入ろうとしたことがあったため、2人の女性警察官に相談した。

そして複雑なトラウマと性暴力を専門とする精神科の女医のもとに通い、事件のすべてを告白したという。事件直後は自殺行動のリスクが高い状態で医師と目を合わせて話すこともできなかったが、精神科医のカウンセリングによって傷付いた心は次第に回復していったそうだ。

ダフィーは名前や見た目を変えて海外で新しい生活を始めることも考えたものの、被害を告白する道を選んだのだ。

「この話を公開すれば、感情的になりすぎて自分の人生が完全に破壊されると思った。でも、隠すことによって私の人生が破壊されてしまった。歌を歌わずにいることには、耐えられないと分かったのです。」
「私は今、過去10年間から旅立つことができました。過去のことは忘れられる。もうこれ以上“ダフィーに何があったの”と疑問を抱かなくて済むように願っています。皆さんがご存じのように私は今、自由なのですから。」

画像は『duffy 2020年4月5日付Instagram「With love, duffywords.com」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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