ベッカム一家、別荘での自主隔離に地元住民ら「豪華な生活をSNSで見せびらかしたいだけ」

0

2020年04月10日 15:12  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

ジョギングするデヴィッド・ベッカム、別荘からの投稿は控えたか?(画像は『David Beckham 2020年4月6日付Instagram「I have been staying home like all of you trying to keep busy with my family.」』のスクリーンショット)
英ロンドンに住むベッカム一家は現在、コッツウォルズ地方にある豪華な別荘で自主隔離している。しかし優雅な生活をSNSで見せびらかすベッカム一家に対し、地元住民達は怒りの声をあらわにしているようだ。『Daily Mail Online』『Mirror Online』などが伝えている。

イングランド中央部に位置するコッツウォルズ地方は、のどかな田園風景が広がる観光地として有名である。ロンドンに住む富裕層の別荘地としても人気であり、ベッカム一家はこの地域に600万ポンド(約8億1000万円)の豪華別荘を所有している。この別荘には現在、デヴィッド(44)・ヴィクトリア(45)夫妻、ロメオくん(17)、クルスくん(15)、ハーパーちゃん(8)の5人が自主隔離しているが、長男のブルックリン(21)は米国で恋人のニコラ・ペルツと一緒に自主隔離しているという。

『Daily Mail Online』の取材によると、平和な田園地帯に避難してきたベッカム一家に対して、地元住民たちは「自分勝手だ」と憤っていることが明らかになった。

ベッカム一家の豪邸の近くにある精肉店で働く女性は「ベッカム一家みたいな派手な人達は、田舎で自主隔離するのが良いアイデアだと思っているのよ。まったく、自分勝手ね」と明かしており、また地元の地方議会委員も「ソーシャルメディアで田園地帯にある豪華別荘を見せびらかし、素晴らしい時間を過ごしていることを伝えるとは、我々に屈辱を与えているとしか思えない。人々は仕事や収入が不安定で苦しんでいるというのに。ベッカムやほかのセレブ達は愚かで無責任であり、無神経だ」と怒り心頭だ。

村で働く人々は、ベッカム一家が買い物に来ても特別扱いするつもりは全くなく、高齢者などや地元の住民達を優先すると断言している。

ベッカムが所有するこの別荘は、指定建造物グレードIIとして登録された大きな納屋を改築した建物だ。敷地内には水泳可能な天然の池があり、テニスコート、サウナ&スパなどが設置されている。庭のデザインは英国最古で世界最大級の「チェルシーフラワーショー」受賞歴のある、マーカス・バーネットさんが担当した。

ヴィクトリアは、この別荘の広大な庭でハーパーちゃんとクルスくんが絞り染めを楽しむ姿や、ハーパーちゃんがシネマルームでお菓子を運ぶ姿など、ラグジュアリーな自主隔離生活の様子をSNSで公開していたが、こういった投稿をするベッカム一家に対して、地元の人々は「セルフィー・アイソレーション(自撮りの自主隔離)」と呼んでいるという。

さらに村でショップを経営する女性は、このように語っている。

「以前と比べて売り上げは20%増加しています。そのほとんどは、ロンドンから自主隔離するために別荘へ移ってきた人達によるものだと思われます。地域には高齢者や障害者も多いのに、こんな時期にベッカムみたいなセレブが来ても厄介なだけですよ。私達は地元の人々を優先しています。」

なおベッカム一家は普段から定期的に別荘を訪れており、今回移動したのはロックダウン宣言のあった3月23日よりも前のことだった。しかし優雅な自主隔離生活をSNSに投稿したことで、地元住民の怒りに火をつけたようである。

画像は『David Beckham 2020年4月6日付Instagram「I have been staying home like all of you trying to keep busy with my family.」』『Express.co.uk 2015年10月19日付「You can SNOOP around Victoria and David Beckham’s rumoured Cotswolds mega mansion」(Frank Knight)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
    ニュース設定