ANA(全日本空輸)が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、客室乗務員などグループの従業員が医療用ガウンの縫製支援を行う方向で調整している。
今回の支援の背景として、同社の広報担当者は「政府から相談があり、ANAグループとして前向きな協力を申し出ていた。新型コロナウイルスの感染状況は、まさに国家の有事。できうる限り協力を惜しまず、社会に貢献したいと考えた」と説明。客室乗務員に限らず、グループ全体で必要に応じて協力を行っていく予定だ。支援期間や人数、作業内容等の詳細については社内でプロジェクトチームを立ち上げ、メーカーや専門家などと相談しながら検討していくという。
なお、縫製支援を巡っては、SNS上で製品のクオリティを懸念する声などが挙がっているが、同社の広報担当者は「ANAグループの社員でも実施できる水準の業務について、専門家の指導を受けながら協力していきたい」と話している。
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