SRO、ベルギー政府の決定をうけ7月のトタル・スパ24時間の延期を決定

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2020年04月16日 10:41  AUTOSPORT web

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2019年のトタル・スパ24時間の様子
SROモータースポーツ・グループとSROベルギーは4月15日、ベルギー政府が8月31日まで国内での大規模なイベント開催を禁止することを発表したことをうけ、7月23〜26日に開催される予定だったインターコンチネンタルGTチャレンジ/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの一戦であるトタル・スパ24時間を秋に延期すると発表した。

 1924年に始まったスパ24時間は、長年ツーリングカーで争われてきたが、2001年からFIA-GTの一戦となり、2011年からブランパンGTシリーズのレースに。また、2016年からは世界五大陸のレースに冠されるインターコンチネンタルGTチャレンジにも数えられ、多くのGT3カーが世界屈指の戦いを展開していた。

 そんなスパ24時間だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりベルギー政府が8月31日まで国内での大規模なイベント開催を禁止することを決定したことをうけ、2020年後半に開催日程を移すことを発表した。具体的な日程はまだ決定しておらず、可能な限り早期に決定するという。

 SROでは、「イベント開催に向けた長期に渡る準備のために多くの労力と情熱が注がれており、伝統的な日程で開催できないことに大きな失望を覚えている。しかし、ファンとコンペティターの安全は何よりも重要だ」とした。

「SROベルギーは、ベルギー政府が本日発表した決定を全面的に尊重する」

 スパ・フランコルシャンで開催されるレースについては、ベルギー政府の決定をうけ、F1ベルギーGPも大きな影響を受けることは必至で、また現段階で8月13〜15日にリスケジュールされていたWEC世界耐久選手権も再度の日程変更が予想される。

 新型コロナウイルスの影響により、これで5月のニュルブルクリンク24時間、6月のル・マン24時間に続き、ヨーロッパの伝統の24時間レースがすべて秋以降の開催となってしまった。また、インターコンチネンタルGTチャレンジは当初7月のスパ24時間に続き8月の鈴鹿10時間が予定されていたが、これがどんなカレンダーになるのかも気になるところだ。

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