スズキ、創立100周年記念カラーの『GSX-R1000R ABS』を4月24日より発売。MotoGPマシンのカラーリングがモチーフ

スズキは4月20日、スーパースポーツバイクの『GSX-R1000R ABS』にチーム・スズキ・エクスターの2020年MotoGPマシンをモチーフとした特別色を設定し4月24日より発売すると発表した。2020年3月15日に創立100周年を迎えたスズキの記念モデルとなる。

　2020年のロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するチーム・スズキ・エクスター。アレックス・リンスとジョアン・ミルが駆るMotoGPマシン『GSX-RR』は、スズキがマン島で開催されたツーリスト・トロフィーに初参戦した1960年から、レース参戦60周年を記念したカラーリングをまとう。

　そのカラーリングをモチーフとしたGSX-R1000R ABSが発売されることが今回アナウンスされた。

　GSX-R1000R ABSは『No.1スポーツバイク』をコンセプトに開発され、GSX-Rシリーズの特長であるエンジンと車体が調和した『走る・曲がる・止まる』の基本設計を徹底的に見直し、MotoGPで培った技術を採用することでさらに進化を遂げたオートバイに仕上がった。

　搭載されるエンジンは999cc直列4気筒で、MotoGPで開発されたブロードパワーシステムを採用。それにより高回転域での出力向上と低中速域での出力を両立し、最高出力は197馬力／13,200rpm、最大トルクは117Nm／10,800rpmを発揮する。

　車体では、メインフレームは軽量化と剛性バランスの最適化が図られており、エンジンの搭載角度を変更したことでコーナリング性能と操縦性が高められている。また、前面の表面積を縮小したカウリングが採用され、空気抵抗の大幅な低減を実現させた。

　ほかに、ショーワ社製の高性能な前後サスペンション、前輪にはブレンボ社製モノブロックラジアルマウントブレーキキャリパーが搭載。クイックシフトシステムも採用されており、クラッチやスロットル操作をせずにスムーズなシフトチェンジが可能だ。

　特別色の『GSX-R1000R ABS』のメーカー希望小売価格は215万6000円（消費税10%込）。車体色は、100周年記念カラー『トリトンブルーメタリック／ミスティックシルバーメタリック』となり4月24日から発売が開始される。