YOSHIKI「Mステ出演で称賛の嵐」Toshl「プッチンプリンCM出演」X JAPANのテレビ業界評は?

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2020年04月22日 18:03  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

 4月17日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に、新型コロナウイルス対策で外出禁止令が出されているロサンゼルスからVTRでメッセージを寄せたX JAPANのリーダーYOSHIKI。そこでX JAPANの名曲「ENDLESS RAIN」や、自身が作詞・作曲を手がけたSixTONESのデビュー曲「Imitation Rain」を引き合いに出しながら、「やまない雨はない。明けない夜はない」と、コロナ禍で混迷を極める日本に力強いエールを送り、ネット上で多くの感動と称賛を集めていた。

 また、X JAPANのボーカルToshlもこの2週間前、4月3日放送の『Mステ 3時間SP』に出演。女性アーティストの“春うた”をカバーし、話題を集めた。
「Toshlは、視聴者が選ぶカバー曲企画に登場。LiSA『紅蓮華』、安室奈美恵『Hero』、柏原芳恵『春なのに』という3つの曲の中から、Toshlが歌う曲を視聴者が生投票で選ぶという恒例企画です。この中から圧倒的な票数で選出されたのが『紅蓮華』で、Toshlはテレ朝の屋上で大熱唱。その圧倒的な歌唱力が絶賛されました」(芸能ライター)

 そんなToshlといえば、昨今はバラエティで見かけることが多い。

「一時期、関ジャニ∞の『ペコジャニ∞!』(TBS系)に毎週のように出演していました。スイーツ好きをアピールし、最終的にはカフェを作るという夢を掲げたものの、番組自体が低迷。最後はプライベートスタジオに即席カフェを作り、尻切れトンボに終わっています」(同)

 しかし、スイーツ好きを公言した影響からか、最近ではグリコ「プッチンプリン」のイメージキャラクターに抜擢され、CMにも登場。「大人も食べて“くれない”かー!」と、X JAPANの代表曲「紅」にかけて絶叫している。その姿は、X JAPANを知らない世代にどう映っているのだろうか。

 一方、YOSHIKIについては、テレビ業界関係者によると「アメリカにおける知名度と信頼度は、日本人アーティストの中で群を抜いている」(テレビ業界関係者)という。

「昨年、人気ハリウッド映画『トリプルX』シリーズ第4弾『xXx4(原題)』の音楽監督に就いたり、12年にはゴールデン・グローブ賞の公式テーマソングも作曲・プロデュース。さらに、X JAPANとして14年にアメリカのマディソン・スクエア・ガーデン、17年にはイギリスのウェンブリー・アリーナ(現SSEアリーナ・ウェンブリー)とロックの二大聖地において公演を成功させています」(同)

 また、数は多くないものの、日本のバラエティ番組にも年始番組『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)へ2年連続参戦(18、19年)。『しゃべくり007』(日本テレビ系)にも数年おきに出演して、いずれも高視聴率を叩き出している。

 では、テレビ業界人から見たToshlとYOSHIKIの立ち位置はどんなものなのか?

「Toshlは具志堅用高、加藤一二三のように突発的にブームが訪れた、飛び道具的な扱いなので、 そのうち視聴者に飽きられてくると思います。『Mステ』でも自分の楽曲ではなく企画コーナーに登場するあたり、今はまさにそんな感じでしょう。やはり長い目で見ると、X時代から変わらないYOSHIKIのほうが、『起用できれば番組にハクがつく人材』と言えます」(放送作家)

 X JAPANは、多くの人々に今の活動休止状態から脱してほしいと願われているグループ。しかし、ソロとしてテレビ業界で立ち位置を築くのは、おいそれといかないようだ。
(村上春虎)

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