春風亭一之輔から後藤真希、長友佑都まで 一芸に秀でた有名人YouTuberが続々デビュー!

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2020年04月23日 11:52  リアルサウンド

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リアルサウンド

動画サムネイルより

 有名タレントのYouTuberデビューが相次いでいる2020年、新たなチャンネルをピックアップするとともに、その方向性や内容を検証する本企画。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛が続く中、止まらない有名人のYouTuberデビュー。この1週間前後でも、それぞれの個性が知れる魅力的なチャンネルが次々に誕生した。


(参考:佐藤健、本田翼、川口春奈……業界に風穴開ける“俳優系YouTube”のトップランナーたち


・ダンカン「ダンカン Youtublog」4月12日デビュー
 たけし軍団の一員であり、放送作家としても活躍するダンカンが61歳にしてYouTubeデビュー。外出自粛の間に「勉強していく」とし、靴ひもの結び方や体を柔らかくする方法など、まるでホームビデオのような“脱力系”の内容を配信している。


 動画では、ダンカンの息子でありオフィス北野にも所属する次男・虎太郎との掛け合いや、愛猫たちの可愛らしい姿も登場。早くも10本の動画をアップしており、どれも家族の一員になった気持ちでほのぼのと楽しめる。


・後藤真希「ゴマキのギルド」「ゴマキとオウキ」4月14日デビュー
 元モーニング娘。のメンバー・後藤真希も外出自粛を受けてYouTubeに参入。ゲーム実況をメインとした「ゴマキのギルド」と美容・ライフスタイルをメインとした「ゴマキとオウキ」の、2つのチャンネルを開設した。


 「ゴマキのギルド」の挨拶動画では、「私のYouTubeチャンネルが少しでも皆様の楽しい時間に繋がればなと思っています」と語り、そのままPS4の『モンスターハンター:ワールド』の実況をスタート。その後実況動画は3本にわたり続き、黙々とゲームを楽しむ新鮮な表情が見られる。


 「ゴマキとオウキ」では、普段使っているコスメや気になる商品など、自身の好きなことや興味のあることを発信。外出自粛で我慢することが多い中、“素のゴマキ”が見られるのはファンにとってかなりうれしいご褒美だ。


・長友佑都「Yuto Nagatomo」4月16日デビュー
 サッカー日本代表、現在はトルコ1部ガラタサライに所属する長友佑都がトルコの自宅からチャンネル開設を発表した。


 トルコでも外出禁止令が出てしまい、自宅待機を余儀なくされている中で開設に至ったという。動画内では「長友=体感・トレーニングというイメージがあると思いますが、料理にチャレンジします」と宣言。長友と同じように料理初心者でも作れる簡単な料理を紹介するとともに、二人の息子の育児に追われる妻で女優・平愛梨のサポートも兼ねるという。


 料理企画の第一弾は、長友自身が大好物だという「ホタテと生海苔のガーリックバターライス」を調理。平愛梨と仲良く話し、時にツッコミを入れられながらも楽しく料理に挑戦している。第2弾は「鶏もも肉のソテー 白髪ねぎのニンニクごま油風味」に挑戦。調理中、サッカーについて語っている場面はカットされているが、後日アップされるそうなのでそちらも期待したい。


 これからは料理だけでなく、トレーニング方法や彼が得意とするカラオケも披露予定だ。サッカーファンは、長友と一緒に自粛期間を楽しんでみてはどうだろう。


・青木瑠璃子「青木瑠璃子」4月17日デビュー
 ゲーム・アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』の多田李衣菜役など、多数の作品に出演し、モデルのようなルックスでも人気の声優・青木瑠璃子。そんな彼女が期間限定(予定)でラジオ形式のYouTubeチャンネルを開設した。


 自己紹介と近況報告の動画では「私も(コロナの影響で)例に漏れずヒマです。だから始めました」「少数精鋭でやっていきたい」など、YouTubeについての意気込み(?)を語った。


 ゲーマーとしても知られる彼女だが、動画では「雑談メインで、ゲームはしたりしなかったり」と話す。なんだかんだで動画の後半はゲーム実況を始めるなど、かなり自由なチャンネルとなっている。


・長久玲奈「ちょうチャンネル」4月17日デビュー
 元AKB48のメンバーで、卒業後はシンガーソングライターとして活躍する長久玲奈。挨拶動画では念願のYouTubeデビューを報告し、「弾き語り、普段の生活、やってみたい企画に挑戦してきたいので温かい目で見守ってください」と話した。


 すでに森田童子の「僕たちの失敗」、YUIの「Understand」という2曲の弾き語りカバー動画をアップ。透き通るような歌声に「癒される」とのコメントが寄せられている。「Understand」では、歌詞とギターコードもテロップで記載してくれているので、ギターを持っている人は一緒に練習もできそうだ。


・春風亭一之輔「春風亭一之輔チャンネル」4月17日デビュー
 4月21日から30日まで鈴本演芸場に出演予定だった落語家・春風亭一之輔が、同期間にYouTubeの生配信で落語を配信することを報告。


 配信前の前に、「寄席の入門編」と題した語り動画を前編・後編にわけて公開している。21日から宣言通り生配信もスタートした(配信はアーカイブでも見られる)。落語ファンはもちろんのこと、寄席に足を運んだことがない人にも前代未聞の貴重な10日間になるだろう。


・原西孝幸「原西ギャグ倶楽部」4月14日デビュー
 自称「一兆個ギャグを持っている」というお笑いコンビ・FUJIWARAの原西孝幸が、“ギャグの復習と在庫処理をする”という目的でギャグ倶楽部を発足した。


 メンバーは部長の原西をはじめ、ペナルティのワッキー(副部長)、サバンナの八木真澄(書記)、流れ星のちゅうえい(転入生)という4人のギャガー(ギャグを持つ人)たち。このメンバーで、5週間で合計100個のギャグをアップしていくそうだ。


 4人がそれぞれ交代で、自宅からギャグを次々と披露していく様は少しシュール。毎週火曜日18:00に配信予定なので、くすっと笑いたい時に見てみてほしい。


・中川晃教「Akinori Nakagawa channel」4月13日デビュー
 シンガーソングライターの中川晃教が、自身のTwitterで「緊急事態宣言の中で家で楽しんでいただき、また元気でお会いしましょう!」というツイートとともにチャンネル開設を報告。


 期間限定で、デビュー15周年を記念して開催されたワンマンライブ「中川晃教 15th Anniversary Live I Sing ~Crystal~」の本編をノーカットで配信した。概要欄には楽曲ごとの分数が記載されているので、お気に入りの場面を繰り返し見ることもできる。コンサートに行けない視聴者からは感激のコメントが寄せられた。


・武尊「武尊 / TAKERU」4月15日デビュー
 格闘家YouTuber が増える中、K-1世界王者の武尊も「より身近な存在に感じていただけたら」という思いからYouTubeデビューを果たした。


 1本目の動画では「武尊のキックを素人が受ける」という企画で、その圧巻の威力を見せつけた。キックを受けた人の視点でも撮られており、普段は見られない貴重な映像となっている。


 自宅を紹介する2本目の動画では、こだわりの寝室も初公開。最近買ったというプロジェクターをお披露目したり、マットレスだけで120万円をかけたというベッドも紹介したりと、プライベートの面でも彼の新たな一面が見られる。


・森川葵「葵のおたく」4月17日デビュー
 ゲーム好きでも知られる女優の森川葵も、友人である最上もがとともに『仁王2』のゲーム実況をアップするという予告編の動画を公開した。


 最上もがとのYouTube進出記念動画も“そのうち”配信する予定だそうなので、気長に待ってみよう。


・YouTubeで時間の有効活用を図る有名タレントたち
 外出自粛で各業界にも影響を及ぼす今。ファンのために姿を見せる場を作るとともに、自身の時間を有効活用する目的でYouTubeを始める有名タレントが増えてきた。


 視聴者は有名タレントの新たな一面を見られ、有名タレントにとっても自身の生活や特技などを発信することで、新たなファンの獲得にもつながるかもしれない。YouTubeが視聴者・タレント双方にとってメリットをもたらしているのは間違いないだろう。


(稲垣恵美)


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