DTMがeスポーツを開催。『RaceRoom』を使ってリアルドライバーとSIMレーサーが争う

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2020年04月24日 23:11  AUTOSPORT web

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RaceRoomを使った『DTM eスポーツ・クラシック・チャレンジ』のイメージ
4月24日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権は5月3日から、スチームのウインドウズ用ドライビングシミュレーター『RaceRoom Racing Experience』を使って、5月3日から全5戦の『DTM eスポーツ・クラシック・チャレンジ』を開催すると発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ドイツ国内でも8月いっぱいまで大規模イベントの開催が禁じられるなど、開幕が大きく遅れているDTM。世界的にモータースポーツが開催できない状況のなか、ドライビングシミュレーターを使ったeスポーツが話題となっているが、DTMもeスポーツシリーズを開催することになった。

 使用されるのは、スチームのシミュレーター『RaceRoom Racing Experience』。DTMをはじめWTCR、ADAC GTマスターズ等のシリーズのマシンが収録されており、DTMではクラシックマシンも収録されている。

 そこで今回のシリーズでは、『DTM eスポーツ・クラシック・チャレンジ』と題されているように、ラウンドごとに使用できるマシンが異なる。第1戦は1992年のDTMマシン、第2戦は2013年、第3戦は2014年、第4戦は2016年と、シミュレーターならではの趣向が凝らされている。

 このレースには15名の現役/元DTMドライバーが参戦するほか、毎戦一般から参加したドライバーが予選を行い、トップ100名の中から選出された5名のドライバーがリアルドライバーと戦うことになる。各ラウンドごとに、各メーカーのマシンがドライバーに提供されるが、現役ドライバーもクラシックマシンをドライブするのは興味深いところだ。

「新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界中のレーストラックが閉鎖され、オンラインレースが盛んになっている。いま世界中のトップドライバーたちが戦いたいと思っており、ハイスペックのPCとステアリングコントローラーがリアルとバーチャルの間を狭め、eスポーツはますます一般的なモータースポーツの要素になっている」というのは、DTMを運営するITRのマネージングディレクター、マルセル・モーハウプト。

「この『DTM eスポーツ・クラシック・チャレンジ』はDTMの最高のドライバーたちと対戦するスキルと、責任をもつ人なら誰でも参加できる。このレースで、新しいSIMレーシングのスターが見つかるかもしれない」

 一般参加の予選は、第1戦が4月27日にオープンする。視聴はDTMやRaceRoomのSNS等で視聴が可能だという。

DTM eスポーツ・クラシック・チャレンジ
開催カレンダー
(全イベント中央ヨーロッパ夏時間14時/日本時間21時スタート)
第1戦 5月3日 1992年のDTM車両を使用
第2戦 5月10日 2013年のDTM車両を使用
第3戦 5月17日 2014年のDTM車両を使用
第4戦 5月24日 2016年のDTM車両を使用
第5戦 5月31日 ボーナスレース

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