“真夏の祭典”鈴鹿8耐が延期に。新型コロナウイルスの影響で11月1日にEWC最終戦として開催

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2020年04月27日 15:11  AUTOSPORT web

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2019年鈴鹿8時間耐久ロードレース スタートシーン
4月27日、株式会社モビリティランドは7月16〜19日に鈴鹿サーキットで行われる予定だった『2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』について、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催を延期し、10月30日〜11月1日に開催することを発表した。この決定によりEWC最終戦として開催される予定となる。

 世界中に影響をおよぼす新型コロナウイルスの影響により、2019-2020シーズンのEWCは4月18〜19日に開催予定だったル・マン24時間が8月29〜30日決勝に順延。6月6日開催予定だったオッシャースレーベン8時間は中止され、ボルドール24時間が新たに加わり9月19〜20日に最終戦として行われることが決定していた。

 しかし今回、ヨーロッパを中心に海外チームが多数参戦しているという特性や、新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえ、鈴鹿8耐の開催延期の判断が下された。

 そのため2020年の鈴鹿8耐はEWC最終戦として10月30日〜11月1日に行われることになった。1978年に初開催されてから、夏の一大イベントとして多くのファンに親しまれている鈴鹿8耐。台風の影響を受けレース時間が短縮されたこともあるが、延期や中止になった例は過去にはない。

 また、トライアウトにより決定するはずであった鈴鹿8耐出場チームを選考委員会が選出することに変わりはなく、この選考結果は5月17日に公示される予定だ。

 2019-2020シーズンのEWCは8月29〜30日の第3戦ル・マン24時間から再開。そして9月19〜20日にボルドール24時間が第4戦として開催され、鈴鹿8耐は2019-2020シーズンの最終戦としての位置づけに戻された。EWCは全5戦のチャンピオンシップが行われる予定だ。

 なお、鈴鹿8耐の開催延期に伴い、併催予定だった『鈴鹿4時間耐久ロードレース』は開催が中止されることもアナウンスされた。

 延期となった鈴鹿8耐の観戦チケットについては、代替日程の10月30日〜11月1日に使用できるほか、払い戻しにも対応するという。チケットの詳しい取り扱いや払い戻し方法などは、鈴鹿サーキットの公式ホームページまで。

 また、株式会社モビリティランド代表取締役社長田中薫氏は「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、7月の開催を目指して準備を進めておりましたが、欧州諸国での大規模イベントの開催禁止決定や渡航規制の延長が見込まれる状況を受け、開催延期の判断をいたしました。ご来場を楽しみにされていたファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします。11月1日に、ファンの皆様・関係者の皆様と一緒に笑顔でスタートの瞬間を迎えられるよう準備を進めてまいります」とコメントしている。

■2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)スケジュール(4月27日発表時点)
RoundRace/CountryDay第1戦ボルドール24時間/フランス2019年9月21〜22日第2戦セパン8時間/マレーシア2019年12月14日第3戦ル・マン24時間/フランス2020年8月29〜30日第4戦ボルドール24時間/フランス2020年9月19〜20日第5戦鈴鹿8時間/日本2020年11月1日

このニュースに関するつぶやき

  • 今年は暑さ対策じゃなくて冷え対策が必要なのか。開催は何となく無理な気がしてるけど
    • イイネ!5
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