妊娠期の大気汚染曝露は子供の身体発育を遅らせる

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2020年05月02日 10:01  妊活・卵活ニュース

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出生前の大気汚染曝露による影響
バルセロナ・グローバルヘルス研究所(IS Global)は、「Environment International」にて、妊娠期の大気汚染曝露と子供の身体発育遅延には関連性が認められたと発表した。

子供が出生前に母親の子宮内にて大気汚染曝露を受けることにより、低出産体重および生後1年までの身体発育、呼吸器疾患、神経発達問題を含め、子供の健康に悪影響を及ぼす。

妊娠期の大気汚染曝露と子供の身体発育における関係性
研究チームは、出生コホート調査「INMA Environment and Childhood Project」を用いて、スペイン(アストゥリアス、ギプスコア、サバデル、バレンシア)の母子1700組以上を対象にデータ分析を行った。

妊娠初期における二酸化窒素(NO2)と微細粒子状物質(PM2.5)の曝露量、子供の出生後から4歳までのBMI(肥満指数)を測定した。NO2とPM2.5は、都市部の自動車排気ガスによる大気汚染物質のうち、主な汚染物質である。

妊娠初期に大気汚染物質(NO2、PM2.5)の曝露量が多い場合、出生低体重児および4歳までの肥満リスクが増すことが認められた。在胎期の大気汚染曝露は、出生低体重、生後1歳までの身体発育遅延と関連性があり、出生前および出生後の発育に悪影響を及ぼす。

(画像はIS Globalより)

IS Global

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