全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するGOLDEX Racing Team with B-MaxをサポートしているGOLDEX株式会社は5月8日、レーシングドライバーマネジメント会社であるランブラスとともに、国内外で活躍する若手ドライバーの育成と支援をテーマに、新たに『GOLDEX Racing Project』を立ち上げることで合意に達したと発表した。
GOLDEXは2018年にマカオで開催されたFIA F3ワールドカップでモトパーク・アカデミーをサポートしモータースポーツに参入。2019年からスーパーフォーミュラに参戦するB-Max Racing Teamでメインスポンサーを務めるとともに、スーパーGTでもDTMとの特別交流戦からNDDP RACING with B-MAXをサポートしている。
そんなGOLDEXが、新たに『GOLDEX Racing Project』を立ち上げ、2020年からヨーロッパで開催されているジュニアフォーミュラのユーロフォーミュラ・オープンに、『CRYPTOTOWER Racing Team』として参戦することになった。GOLDEX Racing Projectの坂本和也代表がオーナーとなり、プロジェクトマネージャーの町田英明がエントラント代表を務める。CRYPTOTOWERは、インドネシア企業であるPTビジョネット・デジタル・インドネシア社が展開する暗号資産取引所で、サブスポンサーの『EIGHT COIN』は世界的な暗号通貨だという。
このシリーズにCRYPTOTOWER Racing Teamが3台体制で参戦することになった。ユーロフォーミュラ・オープンへの日本チーム参戦は初めてのことだ。チームはこのユーロフォーミュラ・オープンで優秀な成績を収めたドライバーに、スーパーフォーミュラのルーキーテストにGOLDEX Racing with B-Maxから参加するチャンスを与えるとしている。
「GOLDEX Racing Projectは、モータースポーツを愛し、その楽しさを形にするプロジェクトです。若手育成からジェントルマンドライバーのサポートまで、サーキットを舞台にそれぞれが自分の人生の主役となって活躍してもらいたい、そんな想いをもって立ち上げたプロジェクトです。新型コロナウィルス拡散防止対策によって、元気を失いつつあるモータースポーツの世界を活性化させたいという気持ちもあります」というのはGOLDEX Racing Projectの坂本和也代表。
「モータースポーツに参入したきっかけがマカオF3世界一決定戦だった我々にとって、F3クラスのカテゴリーは、F1を目指す若手ドライバーが凌ぎを削るアグレッシブなカテゴリーだと考えています。激しい戦いが続くヨーロッパで輝いた若手ドライバーに対して、日本最高峰の全日本スーパーフォーミュラ選手権へと挑戦させるチャンスを与えたいと考えました。それが今回の『CRYPTOTOWER Racing Team』の発足の原点です』
またCRYPTOTOWER Racing Teamの町田英明代表は「今回、GOLDEX Racing Projectのマネージャーを任され、CRYPTOTOWER Racing Teamを立ち上げるにあたって、日本はもちろん、ヨーロッパやアジアの若手ドライバー育成も視野に入れ、コスト面とコンペティションレベルの高さから、ユーロフォーミュラ・オープン選手権をその主戦場に選びました。将来このチームから全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権や、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するドライバーが誕生することを目指して、この新たなチャレンジをスタートします」とコメントした。
「ヨーロッパの有名ドライバーマネジメント会社とも交渉し、将来的なプロジェクトについて話し合い、コラボレーションしていく方向で進んでいます。もちろんレーシングカートやF4も含め、様々なサポート体制を構築し、若手育成をしていくのが『GOLDEX Racing Project』のテーマですので、皆さん、これからも応援よろしくお願いします」