マット・デイモン、滞在中のアイルランドの街は「最高に美しい場所」 話題沸騰中の『コンテイジョン』にも言及

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2020年05月14日 12:02  Techinsight Japan

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ダブリン郊外ダルキーがすっかり気に入ったマット・デイモン
米出身人気俳優のマット・デイモンは現在、家族でアイルランドの首都ダブリン郊外にて自主隔離中だ。滞在中の街ダルキーにすっかり惚れ込んでしまったというマット、13日に地元ラジオ番組にリモート出演した際にはそんな“ダルキー愛”を炸裂させていた。

人気スパイアクション映画『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』など、“ボーンシリーズ”でおなじみの俳優マット・デイモン。親友ベン・アフレックとの共同脚本・共演で注目を集める新作映画『The Last Duel』の撮影でアイルランドを訪れていたマットだが、3月中旬よりダブリン南東の小さな街ダルキーにて隔離生活を送っている。

「U2」のボノやヴァン・モリソンなど、アイルランドを代表する大物ミュージシャンが居を構えるダルキーは、ダブリンの南東に位置する風光明媚な場所だ。しかし人口はおよそ8000人と大変こぢんまりしており、住民がハリウッドセレブを日常的に見かけることは稀である。そんな街での生活が2か月を過ぎ、今ではすっかり地元民に溶け込んでいる様子のマット。ダルキーだけでなく、その南に位置するキリニー界隈でも、連日マットの目撃情報が相次いでいる。先月には大型スーパーマーケット「SuperValue」の袋を提げて歩くところをキャッチされ、その姿がネット上で拡散されると、たちまち「OMG!! オスカー俳優のマット・デイモン?」「ジェイソン・ボーンがこんな場所に!」とネット上は大騒ぎになった。しかし大スターだからと気取ることもせず、人々に大変フレンドリーに接しているマットは、アイルランドで人気が爆上がりしているという。

今月13日に地元ラジオ番組『Fully Charged』に出演した際には、

「僕がこれまで訪れた数々の地のなかでも、最高に美しい場所の1つだね。」
「世界で起こっていることは恐ろしいけれど、僕や家族にとってはちょうどタイミングが合ってね。ここはゴージャスで、まるでおとぎ話のようだ。」

とダルキーの街を絶賛した。

妻のルシアナさんをはじめ、イザベラさん(13)、ジアさん(11)、ステラちゃん(9)とともに自主隔離中のマットは、もともと8週間の撮影予定で米国を離れたため、当初から子供達の家庭教師も同伴していたとのこと。そのため子供達はダルキー滞在中も、家庭教師のもとでしっかり勉学に励んでいるようだ。世の親子達がオンライン授業に悪戦苦闘するなか、マットはそんなストレスとは一切無縁の日々を過ごしているため、

「我が家には、他の家庭にはないものが備わっている。それは、子供達が生身の人間に直接勉強を教えてもらえること。」
「整った自主隔離環境に、ゴージャスな街ダルキー。申し訳ないような気分だね。」

と自身の恵まれた環境について明かした。ちなみにマットにはもう一人、ルシアナさんの連れ子であるアレクシアさん(20)という継娘がいる。ニューヨークの大学に通うアレクシアさんは実は新型コロナウイルスに感染したそうだが、幸い症状は軽かったようで現在はすっかり回復しているということだ。

マットは番組のなかで、パンデミックの恐怖を描いた自身の出演作『コンテイジョン』にも言及、わずか10年前に専門家の意見を聞きながら手探りで制作した映画だったが、それがこうして現実と重なったことについて

「次に訪れる大きなパンデミックに備えた予行演習かもしれないね。」
「備えあれば憂いなし。少なくとも今の僕達は、どう行動すべきかを心得ている。自宅待機や手洗い、ソーシャル・ディスタンシングって言われても、それをもうクレイジーだって思う人はいないだろう。」

と語った。「Nothing spreads like fear.(『恐怖』はウイルスより早く感染する)」というキャッチフレーズが印象的な『コンテイジョン』は、2011年に全米公開されたSFスリラー。およそ10年の時を経て、現在この世界的危機を予言していたかのようなリアルさが再評価されている。

画像2枚目は『spin1038 2020年5月13日付Twitter「Sheer determination, charm and a little help from Bono!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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