GTワールドチャレンジ・ヨーロッパが変更版カレンダーを発表。7月開幕で8戦をコンパクトに開催

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2020年05月15日 19:51  AUTOSPORT web

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2019年のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのポールリカール1000kmの様子
GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSを主催するSROモータースポーツ・グループは5月15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で序盤戦が延期となっているシリーズの改良版カレンダーを発表した。

 GT3カーで争われるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパは、新型コロナウイルスの影響で序盤戦が延期となっていたが、7月18〜19日にイタリアのイモラでの3時間耐久で開幕する新たなカレンダーを発表した。シリーズはエンデュランスカップとスプリントカップというレース距離が異なるふたつのカップがあるが、それぞれ元のフォーマットを極力維持できるよう、合計8イベントが開催される。

 イモラでのエンデュランスカップに続いては、8月にイタリアのミサノでスプリントカップがスタートする。このレースは1時間レースを3回開催する予定で、その後も9月のマニクールとザントフールトで1時間レースを2回ずつ、10月のバルセロナでは1時間を3レース開催する予定だ。

 またシリーズ最重要イベントであるスパ24時間は、9月29〜30日にテストデーが行われ、10月22〜25日にレースウイークを迎えることになった。

 シリーズの開催にあたっては、関係者の健康を最優先し、開催地の規制のもと、適切な感染予防策をとるほか、SROでは厳格なソーシャル・ディスタンシングのルールを採用し、コンペティター、サーキット関係者の安全をキープしたいとしている。

「スプリントカップとエンデュランスカップの開催を維持するために、完全なプログラムを提示し、コスト削減への取り組みを発表できたことをうれしく思う」と語るのはSRO代表のステファン・ラテル。

「コースの数が減るとともに、すべてがヨーロッパの中心に位置するコースであるため、輸送時間を短縮することができる。また、チームとドライバーは、まだ空路での移動が困難な状況が続く可能性がある時期でも、陸路でサーキットに着くことができるからね」

 同時にSROはGT4ヨーロピアンシリーズ、GTスポーツクラブ・ヨーロッパの改良版カレンダーを発表。SROが管轄するイギリスGT、FFSAフランスGT、参戦チームが重なることが多いADAC GTマスターズとも調和できるカレンダーにしたという。

GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ
2020年新カレンダー
RoundS/EDateCourceDistanceNationality1E7/18〜19イモラ3時間耐久イタリア2S8/7〜9ミサノ1時間スプリント×3イタリア3E9/5〜6ニュルブルクリンク6時間耐久ドイツ4S9/11〜13マニクール1時間スプリント×2フランス5S9/25〜27ザントフールト1時間スプリント×2オランダTestDays9/29〜30スパ・フランコルシャンベルギー6S10/9〜11バルセロナ1時間スプリント×3スペイン7E10/22〜25スパ・フランコルシャン24時間耐久ベルギー8E11/13〜15ポールリカール6時間耐久フランス
※S=スプリントカップ E:エンデュランスカップ

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