キム・カーダシアン「SKIMS」のマスク、36分で完売も「金の亡者」「人種差別」と大炎上

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2020年05月19日 11:02  Techinsight Japan

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キム・カーダシアン、またしても炎上商法?(画像は『Kim Kardashian West 2020年5月5日付Instagram』のスクリーンショット)
実業家として大成功をおさめるキム・カーダシアンが、このほど販売した「シームレス・フェイスマスク」がセール開始からわずか36分でソールドアウトとなった。相変わらずの人気を見せつけるキムだが、起用モデルの肌色とマスクの色のコンビネーションや、パンデミックをビジネスチャンスととらえるキムの商魂には不満を持つ人も少なくないようだ。

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北米でもマスク着用がニューノーマルになって、早数か月が過ぎた。リアリティースターとして人気のキム・カーダシアンはそんな社会現象に目をつけたようで、このほど自身のブランド「SKIMS」から「シームレス・フェイスマスク」の販売に乗り出した。

このマスクはナイロン&スパンデックス製の非医療用で、サンド(SAND)、クレイ(CLAY)、シエーナ(SIENNA)、ココア(COCOA)、オニキス(ONYX)と5色のカラー展開、1枚8ドル(約860円)、2枚組15ドル(約1610円)、4枚組25ドル(約2680円)の価格設定で今月16日にウェブサイト「skims.com」にて販売された。

キムは同日米時間午前9時に自身のツイッターでマスクの発売開始を報告したが、そのわずか36分後に再びツイッターを更新、すべてのマスクが完売したことを告げた。キムはこの盛況ぶりに、

「地元ロサンゼルスのパートナーと提携し、できるだけ迅速な再入荷を目指しています。次の入荷は来週になる予定です。」
「サポートありがとうございます。」

と綴っている。

「SKIMS」は昨年6月、「Kimono Solutionwear」(キモノ・ソリューションウェア)と名付けようとしたことで大炎上し、急遽改称にいたった経緯があった。しかしそんなピンチもなんのその、補正下着をメインに扱う同ブランドは、昨年9月の初回販売でわずか数分のうちに200万ドル(約2億1500万円)近くを売り上げ、前代未聞の業界新記録を樹立している。

今回のマスク販売も、現在の市場ニーズをとらえた商品化の采配が称えられる一方で、パンデミックを好機ととらえたそのビジネス感覚には不快感をあらわにする声も少なくない。ネット上には現在、以下のような意見があがっている。

「金の亡者」
「下品な魂胆が見え見え」
「パンデミックでさえも金儲けに利用しようとするビバリーヒルズの連中にはヘドが出る」
「個人用保護具(PPE:Personal Protective Equipment)の不足で看護師や医師が亡くなっているのに、キム・カーダシアンはただ『クールだから』って理由だけで商品に飛びつく連中に、バカ高いマスクを売りつけてるんだ」


またキムは、今回のマスクについて「ヌードカラーの色展開」と宣伝していたが、「ナチュラルな肌色」「スキンカラー」を指すはずの“ヌードカラー”になぜか真っ黒なカラー(オニキス)が含まれており、それを有色モデルに着用させていたため、

「黒はこのモデルのスキンカラーではない」
「黒人の肌が“黒色”、白人が“白紙のように白い”わけじゃないことには気づいてるよね?」
「黒人モデルの“ヌードカラー”のチョイスが、正確さに欠けている」

と大炎上、なかには

「人種差別主義者によるくだらない商品」

とツイートするユーザーも見受けられた。

ちなみに「金儲け」と大バッシングにあっているキム・カーダシアンだが、ウェブサイトにはフードバンクなど複数のチャリティー団体に1万枚のマスクを寄付することが記載されている。

画像は『Kim Kardashian West 2020年5月5日付Instagram』『Kim Kardashian West 2020年5月16日付Twitter「Shop @SKIMS Face Masks in 5 shades of Nudes at SKIMS.COM.」』『SKIMS 2020年5月16日付Instagram「NOW AVAILABLE: SKIMS Face Masks in 5 colors at SKIMS.COM.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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