嵐、『ワクワク学校オンライン』開校の意義 公式Twitterから広がる“感謝”の連鎖

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2020年05月21日 06:11  リアルサウンド

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リアルサウンド編集部

 日本を襲った未曾有の事態に、再び嵐が立ち上がった。医療従事者をはじめ、ライフラインを支える多くの人たちに感謝を届けるために。


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 2011年、東日本大震災の復興支援チャリティーイベントとして開催された『嵐のワクワク学校』。以降、毎年恒例のイベントとして開催を続けながら、収益の一部を各地の災害に対する義援金として寄付を行い、その総額は、2018年時点で約20億円にのぼる。


 2020年末をもって活動の休止を発表している嵐は、昨年で『ワクワク学校』を卒業、今後は後輩グループへ引き継ぐとされていた。


 しかし、突如世界中を襲った新型コロナウイルスの感染拡大。イベント開催はおろか、通学・通勤といった日常生活もままならない日々が続く。


 そんな今だからこそ「できること」を模索するのがジャニーズだ。このたび『嵐のワクワク学校オンライン』が開校。満を持して、嵐先生が帰ってきた。


ファンの応援が「支援」へ
 現在、ジャニーズ事務所が行っている医療従事者支援活動『Johnny’s Smile Up! Project』。本プロジェクトは、ファンが楽しみながら「支援」の一端を担うことができる。


 コロナ禍での『嵐のワクワク学校』開校に向け、ジャニーズでは初となる有料映像配信サービス「Johnny’s net オンライン」を開設。事前にチケットを購入することで『嵐のワクワク学校オンライン』の視聴が可能になるシステムだ。チケット代の収益の一部はもちろん義援金に充てられる。ファンの応援が「支援」へと形を変え、日本中の医療従事者に届けられる。


 各メンバー20分程度の授業を行う『嵐のワクワク学校オンライン』。期間限定で、後日配信も視聴することができる。ラインナップは以下の通り。


二宮和也「今こそ感謝を伝えよう」5月2日(土)13時
櫻井翔 「“新型コロナウイルス”を知ろう」5月9日(土)13時
相葉雅紀「カラダを動かそう」5月16日(土)13時
松本潤 「“待つ”意味を考えよう」5月23日(土)13時
大野智 「絵を描こう」5月30日(土)13時


 また、授業の合間には不定期に「みんなとつながる!?生配信ホームルーム」を開催。5月17日には二宮が、次回は櫻井による配信が24日13時から予定されている。


 各メンバーが趣向を凝らした授業を行うなか、5月17日に立ち上げられた『嵐のワクワク学校オンライン』公式Twitterアカウントでは、生徒であるファンに向け「19時に感謝のツイートをしよう」と呼びかけた。


 Twitter上に飛び交った「#嵐のワクワク学校オンライン」「#とどけ感謝」の公式指定ハッシュタグは、辿っていくたび優しい気持ちで満たされる。混沌とした先の見えない世の中にあっても、日常にはこんなにもたくさんの思いやりや、互いを労う心、譲り合う気持ちが溢れているのだと気付かされる。


 公式Twitterでは、嵐からも「感謝」をテーマにツイート・動画が届けられた。


 大野智は、ステイホーム期間中の楽しみをくれた「竹の子を送ってくれた知り合いに」、相葉雅紀は、いつも気にかけてくれるという「風間ポン(風間俊介)に」、櫻井翔は、大事をとって収録を欠席した際に気にかけてくれた「メンバーへ」、感謝を伝えた。


 大きなことを語りすぎない、等身大なところも嵐の魅力だ。近くにいるからこそ、なかなか言葉にする機会のない「感謝」を語る彼らの姿を見ると、「伝えること」は、照れるけれど決して恥ずかしいことではないのだと教えられる。


 松本潤は、大変な状況下でも美味しいものを作ってくれる「飲食店の方へ」、二宮和也は、細やかな心遣いまでもが優しい「荷物を届けてくれる方々へ」、我々の気持ちを代弁してくれるかのように、日常生活において忘れてはならない「感謝」を伝えた。〈誰かが誰かを支えて生きている〉のだ。彼らが送った感謝には、実際にそうした職業に従事しているファンから「勇気づけられた」「また頑張れる」など、想いがあふれ出んばかりのコメントが届いている。


 第1回目に行われた二宮の授業において、「感謝することの大切さ」を、科学的にも理解している生徒たち。学びを復習・実践するかのように、嵐が伝えた感謝の言葉、他の生徒の感謝のツイートに対し、さらに「感謝」を返すという、感謝の連鎖が起こっている。今まさに、大きなやさしさの輪が広がろうとしている。


 こうした非日常においては、嵐のメンバーの行動1つひとつが模範とされ、注目される。堅苦しいことだけれど、国民的アイドルグループの宿命だ。それでも怖気づくことなく、でっかい愛や希望を探し、前向きに行動する姿が、実に嵐らしい。


 2020年。東京オリンピック・パラリンピックのスペシャルナビゲーターという大役をはじめ、嵐が大活躍するはずだった1年。1999年のデビューから走り続けた嵐にとって、関わったすべての人、多くのファンに「感謝」を伝える1年になったはずだ。


 形は変わったかもしれない、それでも嵐は2020年を駆け抜ける。巡りあいたい人が、そこにいるかぎり。だけど21年分の「本当の感謝」は、言うのも言われるのもまだ早い。まだまだ私たちの嵐として、明日に向かって走り続けてくれなくては、笑顔を届けてくれなくては困るから。(新亜希子)


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  • 【@wakuwaku_online】←ワクワク学校オンラインの公式アカウントです。ココに全てが集約されてます。是非、覗いてみて下さい。少しでも多くの人が参加して下さると嬉しい。
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