F1イギリスGPの夏開催が実現か。ジョンソン首相が救済に動く

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2020年05月26日 07:51  AUTOSPORT web

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2019年F1イギリスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
イギリス政府の新型コロナウイルス対策により、2020年F1イギリスGPの開催が危ぶまれていたが、ボリス・ジョンソン首相が救済の手を差し伸べるべく動いていると報じられた。

 F1は現在、改訂版カレンダーの作成に取り組んでおり、7月5日と12日のオーストリアでシーズンをスタートし、7月26日と8月2日にイギリス・シルバーストンで2連戦を開催するプランを立てている。しかし、イギリス政府がパンデミックの第二波を防ぐため、6月8日以降、入国者を14日間隔離することを決め、先週発表した免除の対象者リストにスポーツ関係者が含まれていなかったことで、シルバーストンでのグランプリ開催が困難な状況になった。

 F1のスポークスパーソンは、この隔離措置が適用される場合、シルバーストンでレースをするのは不可能であるとして、政府と交渉を行っていくと述べていた。

『The Times』によると、その交渉は前向きに進んでいるようだ。5月25日、同紙は、ジョンソン首相が閣僚たちに対して、シルバーストンでの無観客の2連戦実現のために動くよう指示したと伝えた。

 一方で、隔離措置の免除が認められない場合には、イギリスGPの日程を予定よりも遅らせて開催の可能性を探ると、シルバーストン・サーキットのマネージングディレクターを務めるスチュアート・プリングルは述べている。

「カレンダーには柔軟性を持たせている。当初は7月中旬から下旬の開催について話し合ったが、8月中の開催についてもある程度の融通が利く」とプリングルは『Sky Sports』に対してコメントした。

「2回のF1開催のための日付を見つけ出すことは問題にはならないだろう。我々に必要なのは、政府からの承認だ。それを得るにはある程度時間がかかる」

「8月開催に移せば、多少確実性が高まるかもしれない。いずれにしても事前に隔離措置についての状況を確実に把握する必要がある」

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