80代の老女はなぜスパイになったのか ジュディ・デンチ主演『ジョーンの秘密』今夏公開決定

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2020年05月26日 12:02  リアルサウンド

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 ジュディ・デンチ主演映画『Red Joan(原題)』が、『ジョーンの秘密』の邦題でTOHOシネマズ シャンテほかにて今夏に公開されることが決定し、あわせてメインビジュアルと予告編が公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、イギリス史上最も意外なスパイの実話をもとに、英国の作家ジェニー・ルーニーが書き上げた小説を映画化したもの。世界がミレニアムに浮かれていた2000年、英国では驚愕のニュースが国内を駆け抜けた。ロシアのKGBに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”が、MI5の手によって暴かれたと報道されたのだ。だが、人々に衝撃を与えたのは、その事実よりも容疑をかけられた“その人物”。その人物とは、信じられないほどの過去を隠し続けて静かに生活を送っていた80代の老女・ジョーンだったのだ。


 その半生を実の息子にも隠していたジョーンを、アカデミー賞に7度ノミネート、『恋におちたシェイクスピア』で受賞を果たしたデンチが演じる。ケンブリッジ大学で物理学を学び、第二次世界大戦中に、核開発の機密任務についた若かりし頃のジョーンを『キングスマン』のソフィー・クックソン、恋と政治の駆け引きで彼女を翻弄するロシア人の恋人・レオを『女王ヴィクトリア』のトム・ヒューズが務めた。


 『マクベス』『冬物語』などデンチの名作舞台を多く演出し、デンチが「トレヴァーだから出演を決めたわ。脚本を読むはるか前にね」と絶大なる信頼を受けるトレヴァー・ナンがメガホンを取り、『恋におちたシェイクスピア』でオスカーに輝いたデヴィッド・パーフィットがプロデューサーを務めた。


 公開されたメインビジュアルでは、ジョーンの現在と若き頃の姿が切り取られている。


 予告編は、ジョーンがスパイ容疑で逮捕されるシーンから始まり、大学で物理学を学んでいた若かりし頃のジョーンと恋人・レオとの出会い、息子であり弁護士のニック(ベン・マイルズ)との衝突などが描かれている。 (文=rリアルサウンド編集部)


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