風間俊介、ついに『麒麟がくる』第20回に登場 「家康のイメージからギャップが出ればいいな」

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2020年05月31日 08:01  リアルサウンド

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『麒麟がくる』写真提供=NHK

 毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)。このたび、第20回より登場する風間俊介より、コメントが寄せられた。


参考:風間俊介の快進撃が続く理由 役者、パーソナリティ、“極め過ぎたキャラ”で異彩を放つ


 本作は、大河ドラマ第29作『太平記』の池端俊策が脚本を手掛けた戦国時代劇。織田信長の家臣として知られ、日本史の一大事件のひとつ「本能寺の変」を起こした智将・明智光秀(長谷川博己)を主役とし、その謎めいた半生に光を当てていく。


 風間が演じるのは、江戸幕府の創始者となる戦国大名・松平元康(後の徳川家康)。幼少時より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子供時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。のちに今川から独立し、三河の戦国大名として織田信長と同盟を結ぶ。


 風間は演じる家康について、「ひとつの固定したイメージだけで描かれるわけではなく、作品の視点によって描かれ方が全く異なりますので、とても多面的で面白い人物だと思います。現代から見た家康は、徳川幕府を開いた人物であり、たぬきであり、すごい人というイメージですけど、これはあくまで晩年の家康のイメージです」と解説。第20回で登場する風間が演じる家康は、若き日の元康。「まだ何者でもないですし、立場が弱い武将ですから、晩年の家康からは逆算して考えないようにしています。晩年の家康に至るまでは何十年もかかりますし、小さい頃からそのイメージのまま、ということはありませんので、みなさんの持っている家康のイメージから、ギャップが出ればいいなと思っています」と役作りについて語った。


●風間俊介(松平元康役)
『麒麟がくる』の制作が決まったとき、一視聴者としてとても楽しみにしていたのですが、徳川家康役で出演が決まったと聞いて、大変驚きました。大河ドラマ出演は、『西郷どん』以来2作目ですが、大河ドラマへの憧れが強すぎるせいか、未だにドキドキして、緊張し続けています。


家康は、ひとつの固定したイメージだけで描かれるわけではなく、作品の視点によって描かれ方が全く異なりますので、とても多面的で面白い人物だと思います。現代から見た家康は、徳川幕府を開いた人物であり、たぬきであり、すごい人というイメージですけど、これはあくまで晩年の家康のイメージです。今演じている元康は、まだ何者でもないですし、立場が弱い武将ですから、晩年の家康からは逆算して考えないようにしています。晩年の家康に至るまでは何十年もかかりますし、小さい頃からそのイメージのまま、ということはありませんので、みなさんの持っている家康のイメージから、ギャップが出ればいいなと思っています。


『麒麟がくる』のストーリーの中では、徳川家康は竹千代として既に登場しています。竹千代が僕に変わるということは、他のキャラクターもそれだけ時間を積み重ねてきていますので、「こんなに時間が経ったんだ」と、時の流れを感じていただけるのではないかと思います。また、松平元康が登場するということは、歴史が大きく動く瞬間でもあります。それぞれの武将の勢力図も変わっていきますので、ここからさらに面白くなると思います。家康だけではなく、この時代の大きくうごめく流れが変わる瞬間に、みなさん是非一緒に立ち会っていただきたいと思います。


今後シーンとしてあるかどうか分かりませんが、光秀と一緒に干し柿を食べるシーンをやりたいですね(笑)。


●落合将(制作統括)
お待たせしました! ついに皆さんが待ちに待った徳川家康の本役・風間俊介さんの登場です。


聡明で孤独な幼い竹千代は成長し、桶狭間の年(1560年)、今川方の青年武将として、先鋒に駆り出されます。戦うのは、のちに同盟を組む織田信長。この合戦で今川義元が敗れたことにより、家康の運命も大きく変わっていきます。考えてみれば家康は三河という小国に生まれ、幼いころから幸薄い武将で、親元を離れ人質になり、捨て石のように今川に使役されます。いわば、自分の意思ではなく、さだめに従って生きていった末、300年続く新たな幕藩体制をつくりあげてしまったまさしく「運命の人」です。


風間さん扮する家康は、その登場時から自分の意思が通用しない世界で自分にできることは何か、懸命に探そうとします。そのどうしようもなさや、悲しさをたたえた人物像を、確かな演技力で、巧みに演じてくれています。長谷川さんの光秀、染谷さんの信長、佐々木さんの秀吉、そして風間さんの家康が、どう天下を動かしていくのか、「麒麟」を呼んでいくのか……まだ4人が揃うシーンの撮影はこれからですが、今から楽しみでなりません。


(リアルサウンド編集部)


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