休みグセ?サボりグセ?学校再開で子どもが発するSOS 緊張の糸切れどっと疲れが…

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2020年06月01日 10:00  AERA dot.

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写真いよいよ学校が再開。子どものSOSを見逃さないでほしい※写真はイメージ(c)Getty Images
いよいよ学校が再開。子どものSOSを見逃さないでほしい※写真はイメージ(c)Getty Images
 新型コロナウイルス感染拡大に伴って休校中だった学校が、6月上旬から本格的に再開します。3カ月におよぶ休校が明けて喜ぶ子どもも多く、ホッとしている親も多いかと思います。その一方で、学校再開のタイミングでこそ「今から休息が必要な子」、つまり学校を休む必要がある子もいるのです。不登校新聞の編集長、石井志昂さんは「大人が思っている以上に子どもは複雑な心境を抱えています」と言います。学校再開に向けて周囲の大人が気をつけたいポイントをまとめてみました。

*  *  *
■今どうしても休息が必要な子とは

 学校再開がした今から学校を休むなんて、親は「勘弁してくれ」と思うはずです。在宅勤務であろうと、出勤であろうと、子どもの学校が始まらないと思うように働けない親は多いでしょう。家事だってままなりません。そうした仕事や家事の都合に加え、親が心配するのは「子どもの休みグセ・サボりグセ」。子どもは長い休みの間、ろくに勉強もせず、生活リズムも崩れてしまった、だから「学校を休んでラクをしたいのだろう」と大人は思うのです。親としては、そんな休みグセを許すわけにはいかないと思うのは当然かもしれません。

 ところが、子育てにくわしい心療内科医・明橋大二さんは、いま強い不安を感じている子どもが多いと指摘しています。 

 特にコロナ感染による芸能人の死亡が報道された後などには、「自分の身内も亡くなるのでは」と不安を募らせた子どもが多くなったそうです。「おじいちゃんが死んじゃうの」と泣きながら親に訴えた子どももいたそうです。あるいは感染予防のために手洗いの重要性が指摘されたことで、何時間も手洗いが止まらないという子どももいたそうです。

 学校は休校をしていましたが、この間、子どもは心から休めていたわけではありません。ウイルスという見えない存在と子どもなりに向き合い、緊張の糸が張り続けてきた3カ月間だったわけです。

 緊急事態宣言が明けた今、緊張から一気に解放され、どっと疲れが出てくる子どもがいます。受験や学校行事に向けてがんばってきた子どもが、山場を越えたとき、少しお休みするのと同じ構図です。

 親としては子どもが心配で登校を急き立ててしまいますが、それは子どもを追い詰めてしまいかねないと警鐘を鳴らしたいのです。

 私は中学生のころ不登校でしたし、20年近く不登校を取材してきました。その経験から言うと、休息が必要な子には今、充分な休息をさせないと、心に深い傷を負い、最悪の場合は精神疾患や自殺を余儀なくされます。

■子どもからのSOSサイン

 子どもをそこまで追い詰めないためには、前兆に気づく必要があります。複数の医師やカウンセラーが指摘してきた「子どものSOSサイン」を挙げたいと思います。

・頭痛や腹痛など不調を訴える

・食欲がない

・朝、立ち上がれない(起きられない)

・宿題が手につかない

・感染リスクを過度に訴える

 とくに誤解を受けやすいのが「宿題」と「感染リスク」です。宿題をやらないのは、ただの「サボり」だと思われがちです。しかし、学校や生活面で強い不安を感じている子どもは、本人の意思とは関係なく勉強ができません。休校中からたくさんの宿題が出ていますが、子どもがコンスタントに宿題を終えているかというのも子どもの変化を知るバロメーターのひとつになります。

 「感染リスクを過度に訴える」は現在の状況ならではといえます。ある小学生の子どもが、学校で感染するかもしれないことを母親に必死で訴え始め、最後は泣き出してしまったという話を聞きました。この子どもが訴えたかったのは、ウイルスに対する恐怖感だけとは限りません。実はいじめなどのトラブルを抱えており、「感染リスク」を名目に登校を拒否しているのかもしれません。

 ただ、こうした行動が出ても、すべてを心配する必要はありません。あくまで「SOSの可能性」を秘めたものであり、こうした状態には注意を払ってもらいたいというものです。

大事なのは、親や祖父母など子どもを日常的に見ている人が「ヘンだな」「いつもとちがうな」と思ったタイミングで、一度立ち止まることです。そのタイミングは「勘」と言い換えてもいいです。「ふだんとちがう」と思ったならば、迷わず周囲と相談しながら対応を考えてもらいたいと思います。

■親へのアドバイス

 最後に、子どもと最も密に接する親の方へのアドバイスを。学校が再開した今、子どもが安心してすごすための工夫を2点、紹介したいと思います。 

 1点目のポイントは「注意より雑談」。

 忙しいと親子の会話は親から子どもに対する「注意だけ」だけになりがちです。「手洗いはしたの?」「宿題をしなさい」など、子どもには言うべきことがたくさんあります。しかし、子どもは、再開した学校でも緊張した状態を送っています。緊張感をほぐすためにも「雑談」の時間は大切なものです。

 2点目のポイントは、「たまには放っておく」。

 ステイホーム中、多くの親はわが子に対して、ムカつく場面が多々あったと思います。子どもは勉強もせず、ゴロゴロしながらスマホをいじる。その姿にカチンとくるとは思いますが、子どもなりに不安と戦っているのです。学校が再開しても、コロナ禍の前にすぐもどるわけではありません。以前よりは家で過ごす時間が増えますので、あえて子どもから目を離す時間をつくると、親も子も気持ちが楽になります。乳幼児でなければ、1日のうち1時間でも、意識的に目をそらす時間をつくってみてください。

 最後になりましたが、親にとっても今は先が見えず不安な時期です。でも、子どもが大好きなのは親の笑顔です。親の笑顔に子どもは安心し癒やされます。どんな専門家も医師も、親の笑顔をつくることはできません。親の方には笑顔になって、子どもを癒やし、子どもの心の防波堤になってもらいたいと思っています。(文/石井志昂)

【おすすめ記事】学校に行きたくない君へ「東大生も不登校生も悩みの根は同じ」


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  • ミクソ民メンタル強くて凄い凄い(棒読薄笑)ミクソ民メンタル強くて凄い凄い(棒読冷笑)ミクソ民メンタル強くて凄い凄い(棒読空笑)ミクソ民メンタル強くて凄い凄い(棒読呆笑)ケケケ
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