本田翼が持つ“YouTuberとしての魅力”とは? 「ほんだのばいく」200万人登録突破を機に分析

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2020年06月06日 07:01  リアルサウンド

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リアルサウンド

動画サムネイルより

 女優の本田翼が6月3日、自身のインスタグラムを更新し、公式YouTubeチャンネル「ほんだのばいく」が登録者数200万人を達成したことに言及した。


(参考:本田翼が“全力ぶりっ子”芸を披露 YouTubeでファンからの質問に次々と答える


 インスタグラムで「YouTubeのチャンネル登録者が200万人突破致しました。紛れもなく皆さまのおかげです。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちをつづった本田。


 「ほんだのばいく」に投稿されている動画は現在11本と、決して多くはない。しかし、動画1本あたりの再生回数は417.9万回(6月5日時点)とアベレージが非常に高い。動画が投稿されるたびに登録者数を増やしていき、チャンネル開設から約1年8か月でこのほど、200万人の大台に到達するに至った。低い更新頻度ながら、同チャンネルがYouTubeユーザーに支持される理由は、何なのだろうか?


 まず、多くのファンを獲得した要因として、初動で広く認知されたことが大きかった。「ほんだのばいく」がスタートしたのは、2018年9月22日。同年10月にチャンネルを始動させた“カジサック”こと、キングコング・梶原雄太より、1週間早いYouTubeデビューとなる。当時からYouTubeに参入している芸能人はいるにはいたものの、目立った成功例はなかった。そのため、一線級の芸能人である本田がYouTubeに降臨したインパクトは大きかった。


 最初に実施したのは、サバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』の実況生配信。そもそも、ネットとゲームの親和性は高い。それに本田は極度のインドア派及びゲーム好きを公言しており、ネット民からの支持が高かった。こうした条件が揃い、本田初の生配信は、世界屈指のゲームストリーマー「Ninja」のゲーム配信における同時視聴者数8万人を超える14万人を記録するほどの大盛況となり、このことはテレビやネットで大々的に報じられた。


 スタートダッシュを決めたものの、その後、目に見えて再生回数を落としてしまう芸能人YouTuberは珍しくないが、本田は現状そうなっていない。投稿頻度がさほど多くないにもかかわらず、視聴者が離れていかない理由は、不定期投稿のプレミア感もさることながら、本田自身がYouTubeを楽しんでいることが動画から伝わってくるのが大きいように思われる。


 2月20日に放送された『ぐるぐるナインティナイン2時間SP』(日本テレビ系)で、本田は「(動画編集を)自分でやっています。効果音のタイミングに何よりもこだわっています。素材も自分で探しています」と発言している。ドラマ、映画、バラエティに引っ張りだこの一流芸能人が、裏方作業もいとわず動画制作に没頭している事実は、それだけで好感が持てるというもの。


 おまけに自作の編集はいずれもハイセンス。朝のメイク風景を撮影した動画「24万8千2百円を払う日の朝」では、レトロゲーム風のBGMと効果音を取り入れるなど、“らしさ”も存分に出している。また、自分で編集することを前提に考えているためか、しゃべり方やカメラの画角(がかく)がいかにもYouTuber的で非常に見やすい。


 このように「ほんだのばいく」は、編集、アングル、動画での振舞い含め、テレビタレントの延長線上ではない、“YouTuberとしての本田翼”を見られる唯一のプラットフォームであるからこそ、厚く支持されているのではないだろうか。


 ちなみに、冒頭で触れた登録者数200万人を喜ぶインスタグラムの投稿には、次のようにも書かれていた。


「記念になにかしようとは思うのですが、未だに思いつく気配はありません。このまま風化するかもしれません。でもこの嬉しい気持ちは忘れません」


 緊急事態宣言が全面解除され、少しずつ芸能界も平常運転に戻りつつある現在。自粛期間中と同じようにYouTubeを更新することは難しいかもしれないが、本田が200万人突破後に、どんな動画を投稿するのか注目していきたい。


(こじへい)


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  • 僕もチャンネル登録してます。なかなかいいです♪ほんわかしますあ
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