「GTLM撤退はLMDhの協議とは別問題」とポルシェGTボス。IMSA新規定の影響を否定

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2020年06月06日 08:11  AUTOSPORT web

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写真ポルシェGTチームの911号車、912号車ポルシェ911 RSR
ポルシェGTチームの911号車、912号車ポルシェ911 RSR
 ポルシェファクトリーモータースポーツのディレクターを務めるパスカル・ズーリンデンは、ポルシェが6月4日に2020年限りでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTLMクラスでのワークス活動を終了させると発表したことについて、この決定は新しいプロトタイプ・プラットフォームへの参入に向けた協議とは「完全に独立した」話であると語った。

 2014年から北米スポーツカーシリーズのGTLMクラスにワークス体制で参戦してきたポルシェは今週木曜日、新型コロナウイルス(COVID-19)“パンデミック”による金融危機を理由に、2020年シーズン限りで同プログラムを終了することを明らかにした。
 
 この決定は、ドイツの自動車メーカーがIMSAとWEC世界耐久選手権の新しいプラットフォームとなるLMDhル・マン・デイトナhを継続的に評価している最中に行われている。

 ズーリンデンはSportscar365のインタビューに応じ、LMDhでの将来のプロトタイプレース復帰に向けた話し合いが、北米チームのオペレーションを担うコア・オートスポーツと交わしている契約を1年前倒しで終了することになった決定に影響を与えていないことを再確認した。

「それは完全にLMDhの話とは独立したものだ」とズーリンデン。

「たしかに私たちはコンセプト状態にあるLMDhについて評価するよう理事会から求められており、それに取り組んでいる。しかし、その話はまだ進行中で両者の話にはなんの関連性もない」

 また、彼はポルシェとコア・オートスポーツとの決定は“開かれた討論”であるとし、世界中のほぼすべての業界が直面している金融危機に関して「誰もが実情を理解している」と語った。

 コア・オートスポーツとポルシェの契約は2018年10月に3年延長され、ウェザーテック・スポーツカー選手権の2021年シーズンが終了するまでとされていたが、その後の契約についてズーリンデンはコメントを避けた。

「それは憶測に過ぎないが、この危機的状況が来る前はGTLMプログラムを停止する予定はなかった」とズーリンデン。

 ジェン・ベネットとモーガン・ブレディが率いるコアの事業に関する今後のプロジェクトについて尋ねられた同氏は「少し早すぎる」と述べている。
 
「正直なところ、我々は彼らと一緒に話し合う必要がある。すべてを整理するにはさらに数週間が必要だ」

■ポルシェの2021年WECでの計画は?

 ズーリンデンによれば、ポルシェは現在マンタイ・レーシングが運営しているWECのLM-GTE Proクラスでのプログラムを継続する予定だという。

 しかし、LMDhプラットフォームがWECとIMSAの両選手権のトップカテゴリーにあてはまる可能性を考えると、ポルシェがプロトタイプレースへの復帰に“ゴーサイン”を出した場合、ふたつのプログラムにふたたび同じレベルで関与することが予想される。これについてもズーリンデンは「時期尚早だ」と言う。

「以前も話したようにLMDhを見たとき、そこにある最大のメリットはIMSAとWECに対して1台のクルマで仕事ができることだ」

「まだ結論は出ていないが、両方のチャンピオンシップに出場するのは理にかなっていると考えている」

 そのように語ったズーリンデンは、LMDhに関する決定は年末までに下されるとは思えないと述べた。

「現在、我々はすべての情報を収集している」

「これは発展的なプロセスである可能性がある。それがいつ実現するかは長い目で見ないと分からない。少なくとも2、3カ月以内に実現するとは思えないね」

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