国民が自粛を強いられているとき、電通と癒着して税金を中抜きするなんて“こそ泥”以下のやり口だ!

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2020年06月09日 00:02  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

写真「週刊文春」(文藝春秋)2020年6月11日号より
「週刊文春」(文藝春秋)2020年6月11日号より

今週の注目記事・第1位「安倍『血税乱費』コロナ給付金2兆円を貪る幽霊法人の裏に経産省」(『週刊文春』6/11号)

同・第2位「『コロナ』世界の不思議−アフリカいつになっても感染爆発が起きない謎」(『週刊新潮』6/11号)

同・第3位「京アニ放火犯、主治医の告白」(『週刊文春』6/11号)「それでも京アニ放火殺人犯を生き長らえさせる意味−最先端治療、VIP待遇」(『週刊新潮』6/11号)

同・第4位「藤本敏史、前妻・木下優樹菜と一つ屋根の下で共同生活−深まる偽装離婚疑惑」(『フライデー』6/19号)

同・第5位「『太田雄貴』会長体制で『強化費』が消えた!−改革の騎士は裸の王様!」(『週刊新潮』6/11号)

同・第6位「松尾邦弘元検事総長激白90分『黒川は政治に使われ過ぎた』」(『サンデー毎日』6/14号)

同・第7位「密着ルポ−首相の私邸前で若者たちが安倍ヤメロ!の大合唱デモ」(『フライデー』6/19号)

同・第8位「黒川処分で<裏切り>森法相が『もう辞めたい』」(『週刊文春』6/11号)

同・第9位「コロナの谷に突き落とされて/あなたがアサヒビールの社長なら、どうする」(『週刊現代』6/20号)

同・第10位「安倍と小池手打ちに不満、菅がかき乱す都知事選」(『週刊新潮』6/11号)

同・第11位「飯島勲の激辛インテリジェンス」(『週刊文春』6/11号)

同・第12位「これを見よ!『小池知事』驚嘆の『風を読む』力」(『週刊新潮』6/11号)

同・第13位「手越祐也直撃30分『文春にも一言言いたい』」(『週刊文春』6/11号)

同・第14位「ろくでもない日本人が増えた理由−ネット社会が生んだ『負の人生』の人たち」(『週刊現代』6/20号)

同・第15位「鬼才 齋藤十一」(『サンデー毎日』6/14号)

同・第16位「『常識』が喪われた『コロナ後』に戻るべき価値観の原点 佐伯啓思・京都大学名誉教授」(『週刊新潮』6/11号)

同・第17位「目で見る『雨のことば』辞典−17の『雨』を写真で再現」(『週刊現代』6/20号)

【巻末付録】現代のSEXYグラビア採点!

 今日(6月8日)、口座に10万円が振り込まれた。私が住んでいるのは東京・中野区だが、かなり早いほうではないか。

 アベノマスクも早く届いたが、神奈川県に住んでいる私の子どもたちのところには、マスクも届いていないという。

 なぜ、こんなに住む場所で違うのか? いくら何兆円を見せびらかしても、届かないのではしょうがない。

 この10万円の給付金にも、電通が絡んでいるのだろうか。

 さて今週はポストが合併号でお休み。

 まずは、現代のグラビア「目で見る『雨のことば』辞典」からいってみよう。

 日本には、雨を表す表現もいろいろある。霖雨(りんう)とは、何日も降り続く長雨のこと。今の時期は、霖雨に濡れたアジサイがきれいだ。

 雨濯(うたく)とはやはり今どきの梅雨の雨である。小糠雨、驟雨は説明はいらないだろう。

 片時雨(かたしぐれ)は、細かい雨が降っているのに、片方は日が差している。翠雨(すいう)とは青葉を濡らして降る雨。篠突く雨という表現も最近は使われず、豪雨などという無粋な表現になってしまった。

 簷雨(えんう)とは軒端に滴る雨のこと。軒端が死語になってしまっている。

 日の光を浴びて輝いて降る雨を銀竹(ぎんちく)。家の軒や木の枝葉から雨滴がしたたり落ちる雨を玉水。

 牛脊雨(ぎゅうせきう)は、牛の背を分けるように、雨と晴れがくっきりと別れる夕立。

 こういう表現を覚えておいて、手紙にでも書き添えると、いいだろうな。

 次は新潮から、佐伯啓思京都大学名誉教授が「コロナ後」について書いている中の一節を紹介したい。

「自然現象の前では人間は無力であり、いつかは死ぬ。その前に自分の生き方を定めておく以外にないのである。コロナは、死を前提にどう生きるかを改めて我々に問うたと言えよう」

 コロナについて書かれた文章としては一番心を打たれた。全文読むことをお勧めする。

 サンデー毎日で、ノンフィクション作家・森功の連載「鬼才 齋藤十一」が始まった。齋藤は新潮の編集者で、数々の作家を見出し、週刊新潮を成功させ、フォーカスを創刊したことで知られる。亡くなるまで、週刊新潮に関与し、タイトルを考えていた。

 私のような平凡な編集者からすると、神様のような人である。佐野眞一が齋藤についての短いものを書いている。私も一時、齋藤を書こうと思って、北鎌倉の齋藤の家を訪ね、奥さんに話を聞きに行ったことがある。ちょうど今頃の時期だった。アジサイ寺が真下に見える素晴らしい景色を見ながら、齋藤が好きだったクラシックのレコードを聞いたことがある。

 鎌倉にある齋藤行きつけの居酒屋で何度か呑んだこともあった。森功は新潮の出身である。彼が、齋藤という人間をどう書くのか、楽しみである。

 さて、新型コロナウイルス感染拡大の中で、グローバリゼーションの失敗や、中国へモノづくりを依存し過ぎていたことの弊害など、様々な害が明るみに出てきた。

 だが一番の問題は、自粛警察などの言葉に代表される「ろくでもない日本人」がこれでもかというぐらいに増えたことだろう。

 現代によると、緊急事態宣言中、「公園や飲食店で密になっている」「マスクをしていない」などのチクリ通報が、東京だけで2300件もあったという。

 今日もテレビの朝のワイドショーを見ていたら、パチンコ店に大行列ができていると、レポーターが現場からレポをやっていた。

 いいではないか。それこそ自己責任。昨日は死亡者がゼロになったというのだから、そう目くじらを立てることはない。

 そういうと、正義を振りかざし、難癖をつけて来る輩がいるだろうが、コロナ後の大事なことは、自分の身は自分で守ることだ。

 引き籠り状態が長く続くと、陽に当たらないため、セラトニンという神経伝達物質が減ってきて、イライラ感も強くなるそうだ。

 年寄りも、家に閉じこもっていないで、外へ出よ、光を浴びよ。コロナで死ぬのも、がんで死ぬのも、同じ一生。くよくよしているのが一番いけない。

 NEWSの手越祐也が、ジャーニーズ事務所から活動休止処分を受けて、事務所を辞めるのではないかといわれている。

 文春が直撃しているが、「ひとつだけいえるは、僕は今後、絶対にファンを裏切らないし、自分を応援してくれるファンは絶対幸せにするということ。それだけは信じてほしい」というだけ。なんのこっちゃさっぱりわからんがな。

 小池都知事が唯一自慢にしていた「カイロ大学首席卒業」が真っ赤なウソだったという文春報道は、少なくとも、小池の毎日のように開く会見を見ると、何も影響を与えなかったように見える。したたかな女性である。

 新潮は今週も小池都知事批判をやっているが、新味はない。

 だが、意外なところから小池に矢を放ってきた。元小泉純一郎の秘書官だった飯島勲が、文春の連載で、「小池知事にうんざり」だといっているのだ。

 飯島は、小池の横文字連発に辟易しているという。「オーバーシュート」「ソーシャルディスタンス」「パンデミック」なんていっているけど、「都民の九割は分かっていないんじゃない?」(飯島)

 そして飯島は、若い頃にエジプトに留学し、難関のカイロ大学を首席で卒業したといい張っているのなら、「英語じゃなくてアラビア語でもっと気の利いたフレーズを繰り出してみろ」というのだ。一度、小池はアラビア語で会見してみてくれないかな。そうすれば、分からなくても見る人はがぜん増えると思うのだが。

 小池は二階幹事長に取り入り、自民党は対抗馬を出さないという方向で動き始めたといわれている。

 だが、このところ安倍離れが進んでいる菅官房長官が、都連が小池擁立に難色を示しているのを見て、独自候補をたてようと動いていると、新潮が報じている。

 菅の反小池は筋金入りだという。そんな菅が白羽の矢を立てたのは、元テレビ朝日アナウンサーで自民党都議2回生の川松真一朗(39)だそうだ。都議会では反小池の急先鋒だそうだが、知名度も実績もないのではと思うが、考えてみれば、小池だって「クールビズ」だけしかないのだから、どっこいどっこいだろう。

 さて、スーパードライでキリンを抜いたアサヒビールだが、このところ飲食店の売り上げが大きく落ち込んでいると、現代が報じている。

 スーパードライの販売総量は前年比で52%減、飲食店に限れば約80%減だという。

 さらに、アサヒビールは海外進出に力を入れてきたため、そちらも壊滅的だそうだ。

 またキリンは、化粧品ブランド「ファンケル」や医療品製造があり、サッポロは「恵比寿ガーデンプレイス」の運営などもあり、本業以外の収入もあるが、アサヒビールはビール一筋。

 それに、自粛の家飲みでは、ビールは高額だから飲まないで、チューハイや発泡酒など安いものが売れ筋だから、さらに苦しいという。

 まあ、スーパードライの次の新製品を生み出せるかどうかが、アサヒビールの命運を握っているようだ。

 文春がスクープした、黒川弘務前東京高検検事長の「賭け麻雀」問題だが、「訓告」という軽い処分にしたことで、波紋が広がっている。

 この問題で矢面に立たされた森雅子法相が、「もう辞めたい」と漏らしていると、文春が報じている。それは、この処分は内閣と法務省が協議し、最終的には内閣が決めたと会見したのだが、安倍首相自らが、「検事総長が事情を考慮し、処分を行った」と答弁してしまったものだから、森は答弁修正に追い込まれてしまったのだ。

 森は、黒川は懲戒処分である「戒告」が相当だと考えていた。そこで森は安倍のところへ進退伺を持って面会に行き、「懲戒処分」を求めたが、安倍は首を立に振らなかったという。

 安倍の腹の中は、会期末までそのままにしておいて、国会が終われば内閣改造して、森をぶった斬るそうだ。まあ、森もその程度の大臣でしかなかったのだから、致し方なかろう。

 その安倍政権への怒りが収まらない。フライデーが、5月31日(日曜日)の午後、安倍の私邸の前に、20代から50代の学生、フリーター、失業者たち約70人が集まり、「アベ、出てこい!」「アベも貧乏やってみろ!」と悲痛な声を上げた現場を掲載している。

 私邸の前には警官たちがズラリと並んで、彼らの前に立ちふさがっている。国民を守ろうともせず、コロナに乗じて、甘い汁を吸おうとしている安倍政権など、警官たちが守る価値などあるのか。この集会の取材に、テレビや大新聞はほとんど来なかったと、フライデーが伝えている。

 ところで、日曜日の「安田記念」で、ダントツ1番人気に支持されたアーモンドアイがまさかの2着、それも勝ったグランアレグリアに2馬身2分の1も離されたのだから、競馬は分からないものだ。

 前走から初めての中2週という短い間隔で出走してきたことが敗因であることは間違いない。

 これを勝てば、史上初のG8勝という「金字塔」の前に、馬主も調教師も目がくらんだのであろう。

 馬にとっては迷惑な話だ。いくら前走が楽な勝ち方だとはいえ、東京競馬場の1600mを走りぬく、それもレコードに近いタイムで走るのは大変なことである。

 だが、同じ東京、同じ距離ならいけるかもしれない。もし秋まで待って、馬が故障でもしたら「金字塔」ができない。そう考えたのだろう。

 馬の出来がどうのこうのというのは、私には分からない。だが、昨年と同じような出遅れ、その後の走りは、いつものアーモンドではなかった。

 直線、アーモンドの本来の走りなら、僅差まで詰められたはずだが、勝ったグランアレグリアが上がり33秒7なのに、追いかけたアーモンドがそれより遅いのでは、勝てるわけはない。

 ゴール直前、インディチャンプをかわすのが精一杯だった。

 良馬場ではなかったことも敗因に挙げられているが、私は、それよりも、アーモンドに走る意志がなかったと見る。

 重馬場の有馬記念の惨敗、そして今回の敗戦は、アーモンドの心に大きな傷となって残るのではないか。それが心配だ。

 さらに、馬主、調教師は、アーモンドの「異変」に気付いていたのではないか。そのため、秋を待たずに勝負に出たのではないか。

 歴史に残る名馬を、名誉のために無理使いしたツケは大きいように思う。

 天皇賞秋辺りを狙うのだろうが、何とか無事に夏を過ごし、もう一度あの凄い走りを見せてもらいたいと思う。

 サン毎で、ジャーナリストの青木理が、松尾邦弘元検事総長に、今回の黒川弘務辞任について話を聞いている。

 松尾は当然だが、検察官という役割をこう話す。

「検察官は、時として司法官と行政官の二本足で立つことが求められます。ただ、司法官である意識は常にしっかり持っていなければいけないと私は思う。

 法務省で働いているときも、行政官としてはこうだとしても司法官としては少しマズいよね、ということがやはりあるんです。そうしたときに検察官、司法官としての矜持というか、堅い言葉で言えば正義とか道理を守れるか否か。そこは最も重要な資質です」

 要は、黒川というのは、正義も道理も分からなかったということだろう。

 松尾は黒川について、非常に優秀だったが「ただ、行政の場で使われ過ぎたのではないか」といっている。

 そして、松尾だったら、甘利明の現金授受疑惑や、森友学園の公文書改ざん、安倍と昭恵の「桜を見る会」前夜祭の問題も、捜査による事件化は可能だと考えるかという青木の問いに、こう答えている。

「証拠を見ないと断言できませんが、どんな事件も捜査は工夫と根気次第で変わります。そうした気構えを持たなくてはいけない。特に検事総長や検事長といった最高幹部は」

 私だったら、事件化できているという口ぶりである。安倍がこれを聞いたら、震えて逃げ出すだろうな。

 さて、スポーツ界には金銭をめぐるごたごたが多い。今度はフェンシング協会である。全国に49もの支部を持つ組織の頂点に立つのは、世界選手権で日本人初の金メダルを獲得した太田雄貴会長(34)。

 まだまだ競技人口も少ないフェンシングだから、カネの苦労も多いようだが、太田のやり方に否を唱える選手が多いと、新潮が報じている。

 遠征費用も全額選手の負担にされて、ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体の銀メダリストの三宅諒選手(29)は、ウーバーイーツの配達員をしているという。

 新潮の直撃に太田は、「不徳の致すところ」「真摯に受け止め反省すべき点はする」というが、財政事情が年々厳しくなっているので、いまのところいい解決策は見つからないようである。マイナースポーツといっては失礼だが、このように苦労しているスポーツ団体はいくつもあるのだろう。

 ところで6月4日、富川悠太が約2か月ぶりに『報道ステーション』に戻ってきた。

 新型コロナウイルスに感染していたのに気づかず、無理して番組に出て、自分だけではなく、プロデューサーやスタッフにも感染を広げてしまった。

 番組冒頭、緊張した表情で頭を下げた。やっと戻ってこられたという安堵の気持ちはないようだ。番組の途中で、自分の感染に至った経緯を話し、入院中に撮られたビデオを流した。

 富川によれば、4月3日と4日に38度台の熱が出ていたという。しばらくすると平熱に戻ったため、打ち合わせ、番組出演をして、9日に病院へ行って検査、陽性反応が出たため10日に入院した。

 終始、原稿を読みながら、訥々と話す口調には、富川らしさがなく、彼の置かれた微妙な立場を思わせた。途中、女性アナがプロデューサーの謝罪文を読み上げた。富川から発熱のことを聞いていたにもかかわらず、番組に出したのは私の責任というような文言だったが、少しでも富川のミスを軽くしようという意図を感じた。

 富川は、多くのお叱りを頂いたといい、「もう一度初心に帰ってニュースを取材し、感染防止にお役に立ちたい」と結んだ。

 全体に言葉が浮いているという印象だった。彼には、家で静養中に、彼の妻が子どもを大声で叱責するため、近所から苦情が出て、警察と児童相談員が何度か家を訪ねたという、文春オンラインが報じた件もある。

 本来ならテレビで一方的にしゃべるのではなく、説明するための会見を開くべきであった。テレビ朝日側が嫌がったのか、本人が逃げたのか。どちらにしても、富川の完全復帰はまだ先になるのではないかと思わざるを得ない。

 フライデーは、フジモンこと藤原敏史(49)が離婚したはずのユッキーナこと木下優樹菜(32)と子どもたちと、一緒に暮らしていると報じている。

 木下が実姉が勤務していたタピオカ店に恫喝めいたメールを送ったことで騒動になり、夫婦の間に亀裂が入り離婚にまで発展したといわれている。

 だが、昨年大晦日に離婚を発表して、年が明けてから家族で都心のタワマンに引っ越したと、芸能プロ幹部が話している。事実、藤原と木下が、子どもも一緒に仲良くしているところを、フライデーが目撃している。

 フライデーの直撃に藤原は、離婚は事実として、「夫婦であるがゆえに、細かいことが気になったり、『あんまり言いたくないけど、ここは注意せなアカンな』というところが出てくるんですよ。でも、夫婦じゃなくなると、それがあまり気にならなくなるというか……。別れた後も友達関係を続けるカップルの方がいらっしゃるでしょ? それに近いのかな」

 と話している。わかるなその気持ち。だけど、一緒に住むことはないんじゃないか。それだったら結婚しているのと変わらんと思うけどね。

 文春は、アニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジに放火して、社員36人を死亡させ、34人に重軽傷を負わせた、青葉真司(42)の治療をした主治医の告白を掲載している。いい目の付け所である。

 自分も90%の火傷を負い、ドクターヘリで近畿大学病院に運ばれたのは事件から2日後だった。人工呼吸器が付けられた青葉を見たとき、担当のA医師は、

「正直、最初に見たときは経験上『これは絶命する』と思いました」

 と語っている。熱傷深度慧戮箸い重篤な状態で、ほとんど救命ができない状態だったという。A医師のほかに熱傷専門医などのチームが結成され、ベテラン看護師らが配置された。A医師は治療に際し、青葉にこう言葉を投げかけたという。

「俺はお前に正面からぶっかっていくから、お前も逃げるなよ」

 チームは週に2〜3回は病院内で寝泊まりした。人口真皮のみで行うという前代未聞の治療が行われた。青葉は終始、医師たちには礼節を尽くしたという。昨年10月、初めてお粥を食べたとき、青葉は、「うめー」と感嘆の声を漏らしたという。

 近大に、「被害者をそっちのけにして加害者につくなんて、医療の倫理に反している」という怪文書が届いたこともあった。だが医師たちには、事件の解明より、「とにかく目の前の患者に対して全力で治療を尽くしたいという思いだった」(A医師)

 途中でチームリーダーが、「離脱したい奴はいるか?」と聞いたが、誰も手を挙げなかった。「今思えば、誰も手を挙げる余裕などなかったのかもしれません」(同)

 5月27日、青葉に逮捕状が執行された。犠牲者が36人にも及んだと聞かされ、「2〜3人だと思っていた」と話した。

 新潮は、青葉の治療代が数千万円に上るとして、そんなに医療費を使ってまで、青葉を生き長らえさせる意味があったのだろうかという特集を組んでいる。

 バカなことを、私は思う。A医師がいうように、患者が誰であれ、何とか手を尽くして命を助けようとするのが医者の使命である。たとえそれが残忍な殺人犯であってもだ。

 裁判が始まるのはまだ先になりそうだが、動機を含めて、事件の真実を知りたいのは、被害者の遺族も同じであろう。

 さて、アホがまたアホなことをいった。麻生太郎財務相が新型コロナウイルス感染症で、死者が欧米主要国に比べて少ないのは、「民度のレベルが違う」とほざいたのである。

 一瞬聞いたときは、日本人の民度が低いから、死者の数が少ないという意味だと思った。だってそうだろう、安倍政権はコロナ対策を何もしないのに、感染者も死者も少ないのは、「ジャパニーズ・パラドックス」といわれているように世界が不思議に思っているし、われわれ日本人にも全くわからないのだから。

 それとも麻生は、日本人は強制しなくても、自粛といえば唯々諾々とお上のいうことを聞く、御しやすい連中だといいたいのだろうか。

 新潮が報じているように、コロナの感染者や死者の少ないのは台湾、韓国、ベトナムなど、アジア圏で、日本だけが特別ではない。また、WHOも危惧していたアフリカ大陸も、感染者数が15万人弱、死者は4000人を超える程度で、アメリカやブラジルと比べると、感染は抑えられている。

 麻生はトランプいえるのか! 「お前さんのところは民度が低いから感染者が多いんだ」と。

 今週の第1位は、先週、新型コロナウイルス不況で困っている中小、個人事業者向けの「持続化給付金」の給付業務を国と契約した「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」についての疑惑を報じた文春の第2弾。

 今や、新聞は文春のスクープの後を追いかけるだけの存在に成り下がっている。

 新聞はなぜ、特ダネ競争から脱落してしまったのか。黒川弘務東京高検検事長と賭け麻雀をするだけの存在になってしまったのか。

 誰でもいいから、新聞の堕落というテーマで書いてみてくれないかな。

 そういえば、今日の朝日新聞DIGITAL( 6月8日 13時55分)にこんなのが載っていたな。

「米紙ニューヨーク・タイムズは7日、黒人殺害事件に抗議するデモを米軍を使って鎮圧すべきだとする共和党上院議員の投稿をデジタル版で配信した問題をめぐり、オピニオン編集部のジェームズ・ベネット編集長が辞任したと発表した。配信は社内外で強い批判を浴びており、責任を取った形だ」

 この議員は、トランプ大統領の支持者だそうだから、同じようなことを書いたのだろうが、ニューヨーク・タイムズの論調とは明らかに違う。

 なぜこのようなものを掲載したのか? 社内からも多くの批判の声が上がった。 

 結局、編集長がこの原稿を読まずに上げてしまったことを認め、辞任したのだという。

 呆れるが、社内ですぐ声を上げ、真実を当人に語らせたのは、さすがである。

 黒川と賭け麻雀をしていた朝日の元記者と産経の記者2人の処分は、社内で異論が出なかったのだろうか。

 さて、私は以前から、電通という会社を国策会社だと考えている。国策会社というのはコトバンクによると、「満州事変後、第二次大戦終了までに、国策を推進するため、政府の援助・指導によって設立された半官半民の会社」である。

 もっとも電通側にいわせれば、「オレたちが国を操っている」というかもしれないが。東京五輪招致は、電通の人間がIOC理事に巨額の賄賂を渡して成功させたという疑惑が色濃くある。

 自民党の選挙広報のほとんどを担っているのも、原発の安全神話を作り出したのも電通である。それに安倍首相の妻・昭恵が結婚前にいたのも電通の新聞雑誌局であった。

 今さら、電通と安倍官邸、官僚たちとの“癒着構造”など珍しくもない。だが、今回、文春が報じたのは、新型コロナウイルス不況で困っている中小、個人事業者向けの「持続化給付金」の給付業務を769億円で国と契約した「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」が幽霊法人で、97%、749億円分の事業が電通に丸投げされていたという疑惑なのである。

 お前たちはコロナまで利用して、金儲けしようとしているのかと非難轟々。

 この協議会を運営するのはAという元電通社員。文春によれば、この協議会は経産省の「おもてなし」事業を公募で落札しているが、「不可解なことに公募の開始日と団体の設立日が全く同じ日付」(代理店関係者)で、設立時に代表理事を務めていた赤池学も「経産省の方から立ち上げの時に受けてもらえないか」と打診を受けたと証言しているのだ。

 要は、経産省と電通との出来レースということだ。こんなことを、多くの国民が不自由な生活を強いられている時に、よくできたものだ。

 当然ながら、こうしたことをやるためにはキーパーソンがいる。それは、前田泰宏中小企業庁長官だと、文春は名指しする。ここは持続化給付金を所管しているし、前田の人脈の中にAもいる。

 Aは、「政府がコロナ収束後に向けて一兆七千億円という破格の予算を計上した需要喚起策・GoToキャンペーンの運営を取り仕切る」(電通関係者)ともいわれているそうである。

 同志社大学政策学部の真山達志教授のいうように、「電通などへの委託には不透明なところがあり、さらに役所と事業者の間に個人的関係あるならば、さらなる疑惑を持たれるのは当然」である。

 この疑惑についての報道も、テレビはほとんど「大手広告会社」としかいわない。この際、野党もメディアも、電通という巨大なブラックボックスをぶち壊す覚悟で、追及してもらいたいものである。

 電通にとって、安倍政権など吹っ飛んだって痛くも痒くもない。安倍の次の政権を同じように操ればいい、そう考えているに違いないからである。

 このところ駅で買う新聞は東京新聞と決めている。6月4日は「中小企業給付金 850億円 追加委託へ 2次補正で政府 契約継続方針 法人ずさん決算開示せず 電通隠し政府正当化」と報じ、5日は「電通に最大38億円 給付金業務『管理費』膨張」と、連日報じているからだ。

 国民が不自由な生活を強いられているとき、電通と癒着して国民の税金を中抜きしようなんて、こそ泥以下のやり口である。東京新聞に頼みたい。電通と安倍昭恵の黒い人脈を調べてくれないかな。元電通社員の昭恵を、電通が懐柔していないはずがない。昭恵担当という人間がいるはずだ。昭恵のことだ、何もわからず、「はいはい」と聞いて、役人たちに指示しているのではないか。そう思っているのだが。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週は現代だけ。

「『引き算』で考える性交術−快楽の本質に近づくために」「サイバージャパンダンサーズ、見参!−話題の『踊るギャル軍団』」「朝比奈祐未、一糸まとわぬ97cmヒップ−本誌認定『日本一の美尻スト』」。美尻ストとは考えたね。

 袋とじは「永岡怜子、神が宿るヘアヌード−ラスト写真集3冊同時発売!」。あまり私の好みではないが……、どうでもいいか、そんなことは。まあ、わざわざこれを見るためだけにコンビニに行くことはないかもね。

このニュースに関するつぶやき

  • こなニュースを見聞きするたびに電通なんて過労死だ何だって言われても屁とも思ってないんやろねと思う。
    • イイネ!4
    • コメント 1件
  • 電通は、個人的には好きじゃないが、最大手の広告代理店ですからね(笑)無料奉仕はとうぜんしてくれないし、中抜きとか印象操作されているのは、内訳も説明されてるだろ(笑)
    • イイネ!43
    • コメント 3件

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