洗面所にコスメを置くのはNG？劣化させない正しい保管法

開封済みの化粧品をどのように保存していますか？　気温が高くなってくると「そのまま部屋に置いていて大丈夫なのか」「いつまで使えるのか」など、とても気になりますよね。

コスメコンシェルジュの筆者が、化粧品の保存方法と使用期限についてご紹介します。

■コスメの使用期限

保存方法のご説明の前に、知っておきたいのは「化粧品の使用期限」です。一般的に、未開封のものなら製造後3年、開封後は1年以内が使用期限となります。

製造後どれくらいたったものを自分が買ったのかはわからないので、未開封のまま置いて置くのは2年以内にしておくと良いでしょう。

・洗面所や日があたる場所に置いている。

・冷蔵庫に入れている。

・キャップをきちんと閉めていない。

・液だれをそのままにしている。

上記などの状況で保管をしていると、化粧品が劣化、変性してしまうことがあります。

開封後は高温多湿をさけた冷暗所で保管をすることが基本です。NG例にあげた洗面所はお風呂場の温度や湿気の影響を受けやすいため、保管場所には適していません。

自宅で、直射日光のあたらない涼しい場所を探してみましょう。

例えば、寝室やリビングの一角にそういう場所はありませんか？　ドレッサーを置くにはある程度のスペースが必要になりますが、バニティなどに入れておくと持ち運びも簡単なのでおすすめです。

「冷蔵庫保管」と書かれているもの以外の、化粧水や美容液などを冷蔵庫に入れることはNGです。冷蔵庫から出し入れをするたびに温度変化がおこり、品質の安定性が損なわれることがあるからです。

ただし、化粧品専用の冷蔵庫（PINKTOPなど）なら、食品用の冷蔵庫よりも温度が高く設定されているので安心して使えます。

キャップを開けっぱなしにしていたり、きちんと閉めていないと、酸化や変性につながってしまいます。また、液だれをそのままにしておくとキャップが閉まりにくくなるので要注意です。

筆者は、使うたびにティッシュで拭きとっています。

アラフォー世代になると肌悩みが多くなりコスメの数が日々増えていきますが、正しく保管してコスメのポテンシャルを存分に活かしましょう。

（美容ライター／コスメコンシェルジュ／ナチュラルビューティスタイリスト　稲毛　登志子）