キム・カーダシアン(Kim Kardashian)が、自身のコスメブランド「KKW BEAUTY」の製品を製造する化粧品会社SEEDBEAUTYに提訴されたと複数の海外メディアが報じた。
KKW BEAUTYは2017年6月にデビュー。キムが製品デザインとプロモーションを担当し、開発や製造、梱包、配送業務をSEEDBEAUTYが行っている。今月に入り、「グッチ(GUCCI)」「クロエ(Chloé)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」などのビューティープロダクトを手掛けるコティ(COTY)と、キムがKKW BEAUTYの事業売却について交渉していると報じられていた。
海外メディアの報道によると、事業の売却にあたり機密情報がライバル企業であるコティに漏洩することを防ぐため、SEEDBEAUTYがKKW BEAUTYに対して民事訴訟を起こしたという。訴訟ではKKW BEAUTYがSEEDBEAUTYの情報をコティと共有しないことを求めており、具体的には全従業員による機密保持契約への署名やセキュリティ担当者を用意することなどを要求している。
なお、キムの義理の妹カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は昨年11月、SEEDBEAUTYで展開していたビューティー事業の株式51%を6億ドル(発表当時のレートで約651億円)でコティに売却。売却取引は2020年度第3四半期までに完了する予定だ。
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