小池徹平、“クズキャラ”で光る存在感 本人は前向き「ヤバい役は楽しい」

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2020年07月02日 08:00  ORICON NEWS

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写真読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜』に出演する小池徹平 (C)ORICON NewS inc.
読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜』に出演する小池徹平 (C)ORICON NewS inc.
 “一見爽やかだけど実はクズ”。そんな役柄をやらせたら、右に出るものはいないほど作品ごとに強烈なキャラクターで存在感を放っている俳優・小池徹平(34)。新型コロナウイルスの影響による放送休止を経て2ヶ月ぶりに再開された読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜』(毎週木曜 後11:59)では、主人公以外が全員“裏切り者”という刺激的な設定のなか、最低な不倫夫を見事に演じきっている。「“ヤバい役”は楽しい」と癖のあるキャラクターも楽しむ姿勢をみせる小池にインタビューを実施。やっと再開された作品について語ると同時に、近年増えた“ヤバい役”を演じることへの心境も語ってくれた。

【別カット】ドラマ『ギルティ』では不倫夫役を演じる小池徹平

 小池といえば20代までは爽やかな役柄を演じることが多かったが、近年は『コンフィデンスマンJP』(2018/フジ※第9話ゲスト)で信用詐欺師たちに騙されるIT企業社長、『大恋愛〜僕を忘れる君と』(2018/TBS)では主人公の夫婦仲を姑息なやり方で壊そうと企む若年性アルツハイマー病を患う青年、『奪い愛、夏』(2019/AbemaTV)では恋人を監禁して狂気を見せていく役などその甘いルックスに反して暴力を振るったり平然と裏切ったりと一筋縄ではいかない役柄が続いている。笑顔だけど“目が笑っていない”演技に関してはピカイチだ。
 
 ドロドロだけどキュンキュンする“ドロキュン”ラブストーリーを謳う今作では、小池は新川優愛演じる主人公・爽の夫“カズくん”こと一真を演じている。顔良し、収入良い、爽の仕事にも理解を示す完璧な旦那さん…かと思いきやその裏で爽の親友・瑠衣(中村ゆりか)と平然と不倫。しかも、なんと爽との結婚以前に別の女性との間に子どもがいて、そのことを爽に秘密にしていた…という最低ぶり。小池自身も「こういうクズだったな〜と久々に演じながら思っています」と笑ってしまうほど。

 「癖の多い役はたしかに多いですね。でも癖がある役は演じていても楽しいです。いただいた役を演じているだけなので『やってやろう!』という感じではなく『こんなせりふ、どうやって言うんだろう!』みたいなヤバい役がたまたま多い。そのたびにキャラを作り上げていっただけ。“ヤバい役”って楽しいんですよ。どういう気持ちなんだろうと、考えるのが楽しいから、自分とかけ離れている分やりがいを感じます。そういう癖のある役は好きです。

 昔は爽やかな、ごく普通の人の役が多かったのでその反動が楽しいです(笑)。今、逆に爽やかな役って物足りなく感じちゃうのかな?どちらにしても(演じていて)楽しい方がいいですね、ふざけている役の方が楽しい気がします」と与えられた役を満喫しながら前向きな気持ちで取り組んでいる。

■「“最低”と言われるのが最高の褒め言葉」クズ夫役も楽しむ

 今作では深夜ドラマならではの過激なラブシーンや「愛人止まりのゲス女!」といった刺激的なせりふも盛りだくさん。「すごいせりふを言ってるな、と(笑)。現場では、急に豹変したり、ひどいせりふほど笑いが起きるんです。『コイツ、ヤバいね〜』みたいな(笑)」。一真を演じる時は「いい意味でふざけています、振り切ってますね。カズくんはぶっ飛んでいる人なので、かわいそうではあるけど、その境遇をあまり考えすぎないで楽しんでいます。演じるときは入り込んでいますが、思いつめすぎず楽観的に、上手く役との距離をとっています」と一歩引いた立場から満喫しているそう。

 「前のシーンでは思い切り浮気してるのに次のシーンでは奥さんにめちゃくちゃ優しくしていたり感情が掴みにくい。でもカズくんにとっては爽のことも好きだし瑠衣のことも大切だから全部『本当』なんです。結婚してるからこそ爽が一番。罪悪感も多少あるからこそ、家でも爽に優しくする。かといって、めっちゃ悪いとも思っていない。悪いと思っていたらあそこまでできないですし…ちょっと病気なんですよ(笑)自分なりの解釈ですけど、客観視しないとわからなくなるので整理して演じています」。
 
 第3話では瑠衣との不倫現場を目撃した爽に「全部わかってるんだよ!」とキレられても顔色一つ変えず平然としらばっくれるシーンが印象的だった。「あの場面は演っていても爆笑でした。散々、瑠衣と濃厚な絡みをしていたのに『ちょっと疲れてるの?』みたいな(笑)。現場でも笑いが起きてました」と冷静になればちょっと笑ってしまうせりふや場面も本番は完璧に演じきる。

 「周囲の反響も大きくて『(一真は)ヤバいね』みたいな。世間的には“最低”と言われるのが最高の褒め言葉なので、そういう役どころなのでより爽がかわいそうに見えてくればいい。なんで秋山(町田啓太)と一緒にならなかったの!?と視聴者になってもらうのがカズくんの役目です」と捉える。

 今後も目が離せない展開が続くが「第4話からはカズくんの過去が暴かれだし、瑠衣のヤバさも加速します。漫画原作通りのスピーディーなストーリーで爽が追い詰められていきます。視聴者のみなさんにはとにかくかわいそうな爽の味方になっていただいて、たま〜にカズくんのことを見ていただければ(笑)」。

■撮影休止で気付いたエンターテインメントの重要性「ジレンマはすごく感じます」

 インタビューを行ったのは撮影再開されて間もない頃で、スタッフ・キャストともに消毒・検温・フェイスガードなどコロナ対策も念入りに行い、厳戒態勢のなか慎重に進行されていた。

 「待ちに待っていたし、絶対に撮り切りたかった。一安心して、盛り上げていきたいという気持ちです。舞台でも地方公演の間、期間が空いても1、2週間。2ヶ月となるとほぼワンクールですよね。モチベーションを保つのは大変でした。たまに台本を読んだりしていましたが、いつまで自粛が続くかわからないなかでとりあえず一回忘れるしかないかなと、なんとなく目処が見えてからにしようと途中から切り替えました」。

 やはり緊急事態宣言以前とは現場の空気も「全然違う」という。「『ギルティ』は濃厚なシーンが多いので(笑)そのあたりもどうするんだろうと思ってたのですが、みんなで慣れないフェイスガードで距離をとったりして頑張っています。季節も変わって、以前撮影していた時は冬服、寒い中での撮影だったけど今はもう夏っぽいのでそれが大変です。衣装はそのままだし、暑くて苦労してます」と図らずも撮影が長期化したことでの障害もあるが、チーム一丸となって臨んでいる。

 一方で撮影休止中には「僕らはエンターテインメントを仕事とする側ですが、自粛期間中には、自分のなかでもドラマや映画によって気分が晴れたりして、エンターテインメントは大事だなと、見つめ直す機会になりました。チャリティーのこともいくつかやらせてもらって。『元気をもらった』という話を聞くと人の心に必要不可欠だなとも思う。かといって今の時代、場所がないというジレンマはすごく感じます」とはがゆい想いも抱いた。

 テレビや映画はもちろん、舞台役者といても活躍を続けてきたため、「今年も予定している舞台があるので、この状況がいつまで続くのか、けいこしてもできるかすらわからない現状は不安でもある。芝居に向けて、いつもやっているトレーニングやルーティンは繰り返している。それは諦めていないということだし、『絶対やりたい』という思いも強い。この現状が落ち着いてほしい、というのが一番です」と強い願いを明かす。

 「リモートの番組など新たな形にはなってきていますが、生の良さを知っている分、寂しい思いはあります。こうしたらいい、という答えはもちろんでないです。YouTubeやリモートドラマもありますけど、今は斬新でも、これからもずっとと思うと厳しいのかな。劇場も人が集まる場所だから…配信も行われたりしてるけど、いい企画だとは思うけど生でみたいと。こればっかりは表現者はみんな願っていると思います」と役者としてエンターテインメントの未来についても真摯に向き合っている。

このニュースに関するつぶやき

  • そういう癖のある役を演じるの、上手いのかもしれないけど、そういう役しか来なくなるんじゃない?って心配は…ないのかしら(^^;この人こういう役多いねーって将来言われてたり。
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  • 爽やかで誠実そうな徹平ちゃんのクズキャラって面白くて楽しそうwww
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