渡辺棋王、9連覇に意欲 第45期棋王就位式で

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2020年07月02日 14:11  OVO [オーヴォ]

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渡辺棋王、9連覇に意欲 第45期棋王就位式で

 棋王戦8連覇を達成した渡辺明棋王(36)の第45期棋王就位式が7月1日、東京都港区の第一ホテル東京で開かれ、日本将棋連盟の佐藤康光会長から就位状が贈られた。棋王戦初挑戦の新進気鋭の本田奎五段(22)を“横綱相撲”で退けた渡辺棋王は、「来年9連覇を目指す」とさらなる連覇に意欲を示した。

 現在三冠(棋王・王将・棋聖)の渡辺棋王は棋王8連覇を今年3月達成。棋王就位式は例年、大勢の関係者を招き盛大に開かれるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため主催者らごく少数の関係者のみで開催し、式後の恒例の祝賀パーティーも取りやめた。代わりに就位式の模様をオンラインでライブ配信し、ファンを喜ばせた。

 就位状や賞金、花束を贈られ壇上であいさつした渡辺棋王は冒頭で「(コロナの影響で)今回就位式はないかもしれないと思っていたので、開催はありがたい」と関係者に感謝の言葉を述べ、コロナのため“無観客のタイトル戦”となった3月の棋王戦第3、4局を振り返った。






 渡辺棋王は「無観客のタイトル戦は初めての経験だった。将棋は娯楽産業であり、ファンあっての将棋。ファンと棋士が触れ合うことができるタイトル戦の前夜祭や大盤解説会は将棋界の大きな魅力の一つだったが、3月は(コロナのため)開けなかった。将棋界は、世の中が平常であり、ファンが将棋を楽しめる環境にないと成り立たない、ということを初めて考えさせられた」と将棋界に与えた“コロナショク“の大きさを語った。

 初対戦の本田五段については「本田さんは棋王戦初挑戦でいきなり挑戦権を獲得した。すごい人が出てきたと思った」と印象を述べ、「データが少なく手探りの中で始まった5番勝負だったが、1局、2局と指していく中で、本田さんのデータを得ることができ、3局、4局に生かして防衛できた」と初対戦の難しさを明かした。

 棋王戦主催者を代表してあいさつした共同通信社の佐藤雄二郎社長は「貫禄の防衛だった。渡辺棋王の強さは、人間が本来持っている自分の頭で考える“人間力”にある。コンピューターやデジタル技術の発達にも負けない人間力のすごさをこれからも示し続けてほしい」と8連覇をたたえた。






 日本将棋連盟の佐藤会長は、渡辺棋王のこれまでの戦績に触れながら「渡辺棋王は普段の戦いでも強いが、特にタイトルの防衛戦が強い。勝率は8割以上を誇る」と指摘し、20歳から15年以上タイトルを持ち続けている渡辺棋王の強さに敬意を表した。






 棋王戦を主催する地方紙を代表してあいさつした北國新聞社の飛田和重・東京支社長は、「羽生善治九段が持つ過去最多記録、棋王12連覇の更新を実現していただきたい」と記録更新に期待を寄せる、同社の温井伸社長の祝辞を代読した。





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