臨時休館しているパリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)が9月23日に営業を再開し、フォトグラファーのシンディ・シャーマン(Cindy Sherman)による回顧展を開催する。会期は2020年9月23日から2021年1月3日まで。
シンディ・シャーマン展の開催はフランスでは14年ぶりで、1975年から2020年までに手掛けた170作品、計300点以上の写真を展示。1500平方メートルにおよぶ会場内には「Untitled film stills」「Rear Screen Projections」「Fashion」といった代表作をはじめ、男性やカップルの姿を捉えた新シリーズ、未発表作品などが並ぶ。
会期中、シンディがフォンダシオン所蔵のコレクションから厳選した作品を紹介する展覧会「交錯する視点(Crossing Views)」を同時開催。クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)やダミアン・ハースト(Damien Hirst)、ピエール・ユイグ(Pierre Huyghe)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)ら20人のアーティストによる約60点の作品を展示する。作品の多くはフォンダシオンでは初の展示で、絵画や写真、彫刻、動画、インスタレーションなどを中心に構成する。
■シンディ・シャーマン展会期:2020年9月23日(水)〜2021年1月3日(日)会場:Fondation Louis Vuitton(8, avenue du Mahatma Gandhi, Bois de Boulogne, 75116 Paris)電話番号:+33 (0)1 40 69 96 00公式サイト