ホッケンハイムが2020年F1開催を断念。ニュルブルクリンクでのドイツGPが復活か

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2020年07月24日 08:31  AUTOSPORT web

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ニュルブルクリンクで開催された2013年F1ドイツGP
ホッケンハイムでのF1ドイツGPが、2020年に予定外の復活を遂げるのではないかとみられていたが、その計画がなくなったことが明らかになった。

 昨年時点でホッケンハイムは2020年の開催契約についてF1との合意に至らず、オリジナルの2020年F1カレンダーから脱落していた。しかしCovid-19のパンデミックの影響で多数のグランプリが中止になるなか、代替イベントの候補として検討が行われていた。

 ところが7月23日、ホッケンハイムのゼネラルマネージャー、ヨルン・テスケがロイターに対し、今年同サーキットでF1を開催することはないと発言した。F1側は観客を入れて開催することを望んだが、ホッケンハイムが位置するバーデン・ビュルテンベルク州はコロナ感染拡大防止策として大人数が集まるイベントを10月まで禁止しているため、それが不可能であることが、大きな理由だということだ。

「数週間、数カ月にわたってF1と話し合いを行った後に決断が下された」とテスケはロイターに対して語った。

「彼らはこちらに来ないことを決めた。すべての努力が無に帰したわけだが、仕方がない」

「交渉をスタートした時点では、無観客での開催が前提だった。しかしその後、ホッケンハイムにファンを入れて開催することが可能かどうかという問いが出てきた」

「彼ら(F1)によると、9月か10月のヨーロッパでのグランプリはすべて観客を入れて開催することに関心を持っているということだ。実現するのかどうかは分からないが」

「だが我々(の地域)には規則があり、それを変えることはできない」

 代わって、ドイツのニュルブルクリンクでの開催が検討されているといわれており、『RaceFans』はカレンダー入りががほぼ確定していると伝えている。ニュルブルクリンクの地域ではバーデン・ビュルテンベルク州ほど厳しいイベント規制が行われていない。

 2008年から2014年まで、ドイツGPはホッケンハイムとニュルブルクリンクで交互に行われたが、ニュルブルクリンクでは2013年を最後にF1は開催されていない。

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  • ニュルは大忙しのサーキットだな。路面大丈夫か?
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