運転中に鉄の棒が車体の下から突き抜け、脚を貫通(露)

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2020年07月24日 21:11  Techinsight Japan

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鉄の棒を抜く手術をした後の男性(画像は『Sözcü Gazetesi 2020年7月21日付「Mucize kurtuluş! Arabadayken saplandı… Doktorlar bile inanamadı」』のスクリーンショット)
どんなに注意して運転していても、避けられない事故というのは起こる。ロシアの50代男性は、砂利道を走行中に約80センチの鉄の棒が車体の下を突き抜け、脚に突き刺さった。しかし男性は手術から2日後には歩くことができるようになり、地元メディア『Sözcü Gazetesi』が「奇跡的な強運の持ち主」と伝えて注目されている。

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ロシア東部キーロフ在住のセルゲイ・ クレムレフさん(Sergei Kremlev、54)はその日、自宅近くの沼に1人で泳ぎに出かけ、愛車のハッチバック「ラーダ」に乗って帰宅途中だった。すると突然、脚に何かが食い込んでくるのを感じ、手で触って驚いた。小刻みに震えだした左太腿に、鉄の棒が突き刺さっていたのだ。

慌てたセルゲイさんが車を停めると、ちょうどバイクに乗って通りかかった男性が異常に気付き、救急車を呼んだ。実はこの時、砂利道に置かれていた約80センチの鉄の棒が車体の下を突き抜け、セルゲイさんの左ふくらはぎと太腿を貫通していた。

「その後の記憶が全くない」というセルゲイさんは、駆けつけた消防隊員によって鉄の棒が切断されると、病院に搬送されて手術を受けた。

手術を担当したアレクサンダー・クラソフ医師(Dr. Alexander Krasov)は「15年間の私のキャリアの中でも初めての、極めて稀なケースです」と明かすと、こう続けた。

「セルゲイさんは背が高いので、鉄の棒は前腹壁で止まり、腹腔内は無事でした。もし背が低かったら、病院に辿り着く前に亡くなっていたでしょうね。セルゲイさんの場合、鉄の棒が主要臓器に突き刺さらなかっただけでなく、動脈、骨、神経なども無事でした。全くもって強運ですよ。」


一方のセルゲイさんだが目を覚ましたのは手術後で、2日後にはすでに歩くこともできたとのこと。「痛みはあるけど、耐えられないというほどではありません。病院は退屈だから、早く家に帰って孫と一緒に遊びたいね」と余裕の表情を浮かべていた。

ちなみに今年6月にはタイで、19歳の作業員が屋根から落下し、150センチの鉄棒が臀部から突き刺さったが奇跡的に助かった。また4月にはカナダで、左胸を撃たれた30歳の女性が豊胸シリコンによって命拾いしている。

画像は『Sözcü Gazetesi 2020年7月21日付「Mucize kurtuluş! Arabadayken saplandı… Doktorlar bile inanamadı」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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