海に行きたくなくなる!(?) マジで面白いサメ映画ベスト10

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2020年08月08日 11:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真夏はサメ映画を見よう!
夏はサメ映画を見よう!

 本日8月8日にサメ映画「MEG ザ・モンスター」が地上波放送されることを記念して、ぜひ提案したいことがある。それは、さらにたくさんのサメ映画を見ることだ。



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 何しろ現在、新型コロナウイルスは依然として猛威を振るっており、海水浴や夏祭りなどの夏特有の遊びも楽しみにくくなっている。サメ映画を見てサメが怖くなればちょうど良い感じに海に行きたくなくなるし、海の清涼感(withサメの怖さによる寒気)により体感温度も下げることができるかもしれないのだから。



 世の中にはたくさんのサメ映画があり、サメが竜巻に乗ってやってくる「シャークネード」シリーズ、サメが砂浜にまでやってくる「ビーチ・シャーク」、ついに家の中でも襲ってくる「ハウス・シャーク」、どんどん頭が増えていった「ダブルヘッド・ジョーズ」から「シックスヘッド・ジョーズ」など、サメの恐怖よりもネタ的な意味での興味が先に来るタイプの作品(それはそれで大好き)もあるが、ここでは比較的アイデアも含めてちゃんとしている、ギャグに寄りかかっていない、マジメに面白いサメ映画から、独断と偏見によるオススメ度順に10作品を紹介しよう。



●10位 「オープン・ウォーター」



 若い夫婦がダイビングツアー中、スタッフに気付かれないまま海面に取り残されてしまうという、実際の事件をベースとした作品だ。製作費は約13万ドルという低予算で、俳優たちはダイビングスーツの中に鎖の網を仕込み、実際にサメが泳いでいる中で撮影を行った。ずっと海に浮かんだまま、360度どこを見渡しても海と空しかなく、体力が奪われるばかりで時間が過ぎ去っていく様は、サメがいようがいなかろうが怖い。



 正直に言って、ハラハラさせるアイデアや、意表を突く展開といったエンターテインメント性には乏しく、79分という短い上映時間であっても間延びしている印象は否めない。しかし、だだっ広い海の真ん中に取り残されるという恐怖、その体感ムービーとして考えるととても優秀だ。ホームビデオのような荒い映像も、むしろ“実際の映像”らしく見えて効果的。「海に行きたくなくなるサメ映画」としては優勝候補だろう。



●9位 「MEG ザ・モンスター」



 今回地上波放送された「MEG ザ・モンスター」ももちろん紹介しよう。登場するのは全長23メートル、重さ20トンという超巨大ザメ。ビッグなのはサメだけでなく、製作費は前述した「オープン・ウォーター」の1000倍以上となる1億3000万ドル超え、興行収入は「ジョーズ」を抜いてサメ映画史上No. 1を記録する大ヒットを遂げていた。序盤は超巨大ザメの姿があらわになっていく過程をじっくり見せ、中盤からはフレッシュなアイデアを交えながらも、“サメ映画あるある”なサスペンスも用意されていると、サメ映画の入門にもオススメの堅実なエンターテインメントだ。



 さらなる魅力は、みんな大好きジェイソン・ステイサムが主演だということ。サメとのサイズが全然違っても「この人なら勝てそう」と思えるし、仲間が海に落ちたらすぐに救出に向かう判断の速さにもほれぼれするし、冒頭である“罪”を背負ってしまうキャラクターも感情移入がしやすいものになっていた。人類最強の男VS超巨大ザメというカードを成立した時点でこの映画は“勝ち”だ。「トリプルX:再起動」や「ジョン・ウィック:チャプター2」にも出演したアーティスト兼モデルのルビー・ローズのカッコよさにも注目してほしい。わんこがかわいい。テレビで本作を見た方も、「この順位ということは、これよりも面白いサメ映画がさらに8作もあるんだ!」ということに期待してほしい。



●8位 「海底47m 古代マヤの死の迷宮」



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 映画館でサメ映画を見たい!という方にオススメなのが、現在公開中のこちら。何よりの魅力は、プロのダイバーでも死の危険と隣り合わせの「洞窟ダイビング」が行われること。海の底に沈む古代マヤ文明の遺跡のビジュアルは美しく、迷路のような場所での盲目のサメとの攻防戦にはさまざまなアイデアが込められていた。



 後述する「海底47m」の続編ではあるが、共通点は「美女グループが海に潜ってサメに襲われる」「(血のつながらない)姉妹の尊い関係性が描かれる」くらいで、話のつながりは全くと言っていいほどにないので、そちらを見ていなくても楽しめる。シルヴェスター・スタローンの娘のシスティーン・スタローンと、ジェイミー・フォックスの娘のコリーン・フォックスが出演しているのも、映画ファンにはうれしいポイント。なお、エンドロール後にはとある現実のサメに関わる重要なメッセージも表示されるので、見逃さないようにしてほしい。



●7位 「シャーク・テイル」



 サメ映画なんて怖くて見てられない!という方には、こちらのファミリー向けアニメ映画はいかがだろうか。こちらに登場するサメはなんとベジタリアン。心優しい性格で、街のボスである父からプレッシャーをかけられ、“サメらしい”生き方ができずに悩んでいる。サメ映画史上で最も感情移入がしやすいサメだろう。一方、実質的な主人公である小魚は、借金の返済にあてるはずの女性の友人にもらった真珠をギャンブルにつぎ込んでしまったりする。このクズい性格の小魚と、心優しいサメがどのように力をあわせるのか?という物語に注目してほしい。



 香取慎吾や松方弘樹や小池栄子などの豪華キャストが務めた日本語吹き替え版も良いが、大人は字幕版で見てみるのもいいだろう。なぜなら原語で声をあてている俳優に合わせてキャラクターが造形されており、主人公の小魚はウィル・スミスそのまんま、ロバート・デ・ニーロが声を担当したサメにはほくろがあったり、アンジェリーナ・ジョリーが扮する女性は魚らしからぬセクシーな唇を持っていたりするからだ。



●6位 「シャーク・ナイト」



 湖にやってきた大学生たちが恐ろしい目に遭うという、スタンダードなホラーをサメ映画でやりきった作品だ。「なぜ湖にサメがいるの?」という疑問はしっかりした回答が用意され、それぞれのキャラはしっかり立っていて、水上バイクや檻などのさまざまなギミックも楽しく見られる。カメラワークには迫力があり、特撮のクオリティーも高い。「それがなんでそうなるの?」というツッコミどころは散見されるが、それ以外はしっかりした出来栄えだ。



 さらに、出てくるサメが一種類だけでなかったり、悪意のある人間が物語を動かすこともポイント。二転三転する意外な展開も用意されているので、飽きずに最後まで楽しめるのだ。監督は「デッドコースター」「セルラー」「スネーク・フライト」など、どちらかといえばB級よりのエンタメを手掛けていた故デヴィッド・R・エリスで、その手腕が最大限に生かされていた。なお、エンドロール後におまけがあるのでお見逃しのなきように。わんこがかわいい。 



●5位 「パニック・マーケット」



 タイトル通り、大洪水のために浸水したスーパーマーケットを舞台にした作品だ。命からがら商品棚に登って、あの手この手で脱出の機会と、サメとの戦い方を模索していく。サメの“水に近づかなければ大丈夫”という制約を逆手に取った、さまざまな“水に入るしかない状況”はしっかりハラハラさせてくれる。



 キャラクターたちはみんな特徴的で覚えやすく、異なる場所でのサスペンスをザッピングして見せていたり、「この中に強盗犯が紛れ込んでいる」という展開も面白い。シチュエーションの特異さはもとより、種々のしっかりしたエンタメ要素で存分に楽しませてくれるのだ。残酷描写のためR15+指定がされているが、後に引くほどのエグさはないので、それほど嫌悪感はなく見られるだろう。わんこがかわいい。



●4位 「海底47m」



 「海底の檻の中でのサメ映画」というコンセプトの作品だ。設定だけ聞くと「90分持つの?」と思ってしまうかもしれないが、これがあの手この手の“おもてなし”をしてくれるので全く飽きない。何しろサメ以外でも「海の底では一寸先は闇」や「残りわずかな酸素」や「潜水病の危険」といった種々のサスペンスが用意されている。これはなるべく集中して見られる環境で、“閉塞感”を得た状態で鑑賞するのが良いだろう。



 主人公は恋人にフラれてしまうのだが、「だったら檻に入って海に潜ってサメのマジで怖い写真を撮って送って見返してやろーぜ!」と大好きな妹に言われて、本当に檻に入ろうとするという姉妹の関係性もほほえましかった(その結果が海底でサメに襲われる地獄だが)。暗いはずの海底であっても、状況が見やすく撮影されていることも美点だろう。クライマックスには意外なツイストの効いた展開もあり、最後まで大いに楽しませてくれる。



●3位 「ディープ・ブルー」



 海中の研究施設からの脱出を図るが1人また1人とサメの餌食になってしまう……というやっぱりシンプルな内容だ(ていうかサメ映画はだいたいシンプルだ)。監督は「ダイ・ハード2」や「クリフハンガー」のレニー・ハーリンで、大掛かりなセットを利用した大胆なアクションで楽しませるサービス精神は今回も健在。いわゆる“死亡フラグ”を逆手に取った作劇も特徴で、「こいつは生き残るだろう」と思うほどにキャラ立ちしていた人物が、次の瞬間でいきなりパクッとサメに食われたりする。



 間延びしたシーンはほとんどなく、次から次へとサメが派手に襲ってくる期待通りの展開と、「そう来るとは思わなかった!」という期待を裏切る展開がバランス良く配合された、エンタメ性抜群の快作である。なお、2018年に19年ぶりとなる続編「ディープ・ブルー2」が製作されている。さらに、最新作「ディープ・ブルー3」のソフトが2020年10月9日に発売、10月7日よりデジタル先行配信がスタートとなる。



●2位 「ロスト・バケーション」



 出てくるサメはたった1匹、主人公がいるのは海面から少しだけ見えている岩肌という、小細工なし、直球勝負のサメ映画だ。序盤のサーフィンシーンから分かる映像の美しさ、“周回時間”を計算するなどの知略バトル、長時間におけるサバイバル要素、ゆっくりと確実にサメの恐怖を示していく演出など、とにかく全てにおいてクオリティーが高い。主人公が医学生であるという設定も重要で、その知識のおかげで自身のケガの“応急措置”ができたり、それが彼女自身の人間としての成長に深く関わってくるというのもうまいところだ。



 主演を務めるブレイク・ライブリーは、週に6日、1日最大12時間を水中で過ごすという過酷な撮影をやりきっている。主人公の心強いパートナーとなるカモメ(CGではなく本物)がとってもいとおしいということも美点だ。なお、本作の監督は「エスター」や「ラン・オールナイト」などの、ケレン味のあるサスペンスを得意とするジャウマ・コレット=セラ。その最新作は2021年公開予定のドウェイン・ジョンソン主演のディズニー映画「ジャングル・クルーズ」で、こちらも大期待であることは言うまでもない。



●1位 「ジョーズ」



 1位はやっぱりそれかよ!となってしまいそうだが、やはり名作中の名作なので仕方がない。これほど原点にして頂点という言葉が似合うのは、初代「ゴジラ」と本作をおいて他ないのではないか。中盤まではほとんどサメの姿が映らないのに、その恐怖をじわじわと確実に見せていくサスペンス演出が上手すぎる。サメ映画の超えられない壁を作り上げたスティーブン・スピルバーグ監督は偉大としか言いようがない。



 サメの危険が迫っているのに市長が「この夏は書き入れ時なんだ!」と強行突破で海開きをしようとしたりする様は、少し前のコロナ禍における何かをほうふつとさせたりもする。日本に落とされた原子力爆弾に関わる言及もあったりと、今見てもハッとさせられる事ばかりだ。クライマックスの対決は、特に“樽”を使ったアイデアにうならされる。「ジョーズ」より面白いサメ映画に、いつか出会ってみたいものだ。



●おまけその1:最高のピラニア映画はこれだ!



 サメだけじゃ満足できない!という方には、こちらの「ピラニア」(2010)はいかがだろうか。美女およびビーチで大はしゃぎしている若者がピラニアに襲われまくるという、グロやおっぱいに全ステータスを振り切った実にスガスガしい内容である。R15+指定でもギリギリのグロさなのでお子様には全くおすすめできないが、悪趣味上等という大人には大プッシュでおすすめだ。「MEG ザ・モンスター」のクライマックスで残酷シーンが欲しかった!と思っている方にもぜひ見ていただきたい。



●おまけその2:ワニ映画にも名作があるぞ!



 サメとピラニアでもまだ足りない!という方には、ワニ映画の「クロール 凶暴領域」はいかがだろうか。「ワニの移動速度は遅い」という制約を逆手に取った、台風で浸水した狭い一軒家の中で繰り広げられる攻防には驚きと興奮の展開の連続。PG12指定ギリギリの、ワニのどう猛さを示す残酷描写もしっかり盛り込まれている。災害時における極限状態の人間の心理、親子愛を主軸にしたドラマも必要最小限ながら用意されているのも美点だろう。



●まとめ:サメ映画で感心すること



 これらのサメ映画をまとめて、改めて感心するのは、「海にいるサメと、陸上生活をしている人間を戦わせることができるのか?」という難題に、いずれもさまざまなアイデアをもって答えていることだ。「パニック・マーケット」ではスーパーマーケットが浸水し、「海底47m」では檻に入って海底に沈むダイビングの娯楽サービスを利用し、(ネタバレになるから詳しくは書けないが)「シャークナイト」のサメが湖に登場する理由にもしっかりとした理由づけがされている。これならサメに襲われても仕方がない。



 子どもから大人まで、その生物としての圧倒的な“強さ”に憧れを持つ存在であるサメ……。現実ではサメには絶対に襲われたくはないが、サメへの畏怖と敬意は忘れないでいたい。その気持ちを娯楽として提供してくれる、サメ映画の製作者には改めて感謝しかないのだ。



(ヒナタカ)


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  • ピラニアの観たいわ。ジョーズはまた観たいわ。
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