ヤマハの野左根がポール・トゥ・ウイン。新型CBR駆る清成と濱原が表彰台獲得/全日本ロード第1戦SUGO JSB1000レース1

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2020年08月09日 17:51  AUTOSPORT web

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2020年全日本ロード第1戦SUGOレース1:中須賀克行の転倒シーン
2020年全日本ロードレース選手権が宮城県のスポーツランドSUGOで開幕し、JSB1000クラス決勝レース1は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。

 当初のスケジュール変更により、変則的なスケジュールが組まれている今大会。JSB1000クラスは、日曜にレース1、月曜にレース2が行われる。朝から降り続いていた雨は一時やんでいる状況だが、上空は厚い雲に覆われている。路面はウエットコンディション。

 レースは予定どおりの25周でスタート。ホールショットは野左根。これに中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)、前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)が続く。

 中須賀はすぐに野左根を抜くと、さらに野左根が抜き返すという激しい展開に。ところが2周目、中須賀が2コーナーでハイサイド転倒、戦線を離脱する。これで野左根は単独トップとなり、後続を引き離していく。

 2番手は清成。しかし6周目には水野が迫り、必至に追いかける。7周目、10番手を走行していた加賀山が1コーナーで転倒、その後も転倒車が続出するサバイバルレースに。

 10周目、2コーナーで軽いハイサイドを起こした清成を水野がパス。これに前田が加わり、3台による2位争いへ。ところが12周目に前田がハイポイントで転倒、さらに15周目には2番手にいた水野も転倒を喫する。

 トップの野左根、2番手の清成はそれぞれ単独走行となり、そのままチェッカー。野左根は後続に19秒もの大差をつけ、5位以下を周回遅れにする速さで開幕レースを制した。

 15周目の水野の転倒により、3位に浮上していた渡辺一馬だが、同じ周に一馬も転倒。替わって3番手につけた濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)がJSB1000クラス初の3位表彰台を獲得した。

 水野は再スタートし、6番手の位置でレースに復帰、トップと同一周回の4位でチェッカーを受けた。

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