THE RAMPAGE、16人の個性がぶつかりエンタメシーンで暴れまわる彼らの魅力 メンバーの経歴や関係性から紐解く

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2020年08月11日 06:01  リアルサウンド

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THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

 9月30日、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)が待望のニューシングル『FEARS』をリリースする。ここ半年のTHE RAMPAGEは、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 “RMPG”』(2月27日東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ公演以降を中止)をはじめとするライブ活動を全面自粛。その一方で、シングル『INVISIBLE LOVE』(2020年4月)をリリースしたり、インスタライブ「STALI HOMIES」を配信したり、『LIVE×ONLINE「THE RAMPAGE」』(ABEMA)を開催したりと、精力的にオンラインでの活動を続けてきた。そして、プライベートが垣間見えるコンテンツが増えたことで、メンバー1人1人の個性の強さやメンバー同士の関係性が際立つ結果に。リアルサウンドでも、メンバーの経歴やキャラクター、グループ内での役割分担について考察を続けてきた。


(関連:THE RAMPAGE 山本彰吾と武知海青、グループの快進撃の裏にある2人の“参謀”の存在


 まず、デビュー当時からグループの代表としてメディアに登場し、THE RAMPAGEの存在を広めてきたのが、リーダーのLIKIYA、陣、ボーカルの川村壱馬、吉野北人、RIKU。川村が「父と母みたいです。陣さんはそのときそのときにアドバイスをくださって、LIKIYAさんが最後にバシッと決めてくれることが多いですね」(引用:週刊女性PRIME)と語るように、THE RAMPAGEは2人のリーダーが協力してグループを統率しており、多数の番組MCを務める陣がトークリーダー、ヒップホップに造詣の深いLIKIYAがダンスリーダーのような役割を担っている。16人の中で先陣を切ってフォトエッセイ『SINCERE』を出版したボーカル川村は、“THE RAMPAGEの顔”として、まっすぐに自分の夢やファンと向き合う誠実な人柄が魅力。自身が初主演した映画『私がモテてどうすんだ』が公開中の吉野は、ほんわかとしたキャラクターでお茶の間でも人気急上昇中だが、ブレずにマイペースを貫いている。2人よりも少し年上のRIKUは、相棒達の活躍を応援しながらも、パフォーマーさながらのダンスやピアノの弾き語りといった自分なりのアプローチでグループを支える、人懐っこい兄貴分。ボーカルスタイルだけでなく、立ち振る舞いもさまざまな3人が、メンバーの想いを代弁するように熱い歌を届けている。


 1990年生まれのLIKIYAから1998年生まれの後藤拓磨まで、幅広い年齢層のメンバーが所属するTHE RAMPAGEにおいて、中間管理職的な立ち位置にいるメンバーといえば、山本彰吾(1995年生まれ)、岩谷翔吾(1997年生まれ)、武知海青(1998年生まれ)だろうか。“やましょー”こと山本は、ストリートダンサー時代の経験と頭の回転の速さを活かし、LIKIYAの補佐役として楽曲の振付やライブの構成を手掛ける実力派。Jr.EXILEの先駆者として、そのパッションを次世代に受け継ぎ、グループ内でもちょうど真ん中くらいの年齢である岩谷は「僕はメンバーそれぞれの意見を汲み取って、バランスの取れた意見を提案する役割かな」(引用:THE RAMPAGE、16人全員集合インタビュー バラードでの新たな挑戦とグループ内での個々の役割を語る)と語る。甘え上手な性格と、“先生”と呼ばれるほど頭脳派な一面を併せ持つ武知もまた、先輩メンバーとキャラの濃い最年少チームを繋ぐ架け橋となっている。“中間管理職”がリーダー達をサポートする一方で、最年少の後藤がリーダーのLIKIYAに通ずるヒップホップ魂を体現していることも、グループが多彩な音楽ジャンルに挑戦してもなお、“ヒップホップで暴れ回るTHE RAMPAGE”で在り続ける理由と言えるだろう。


 そして、THE RAMPAGE結成前、岩谷と共にGENERATIONSのサポートメンバーとして行動を共にしていたのが、浦川翔平、藤原樹、長谷川慎の3人。岩谷がInstagramに投稿した「GENEさんやサポメンの皆さんに出会えていなければ 夢を諦めていたかもしれません」(参照:Instagram)という言葉からもわかるように、Jr.EXILEとして10代の頃から共に夢を追っていた彼らの絆は強い。とくに浦川と藤原は小学生の頃から同じスクールで学んでいた幼馴染で、“THE RAMPAGEの特攻隊長”としてグループを盛り上げるムードメーカー・浦川の前では、一見クールな印象の藤原もおちゃめな素顔を見せている。大所帯グループだからこそ、特定のメンバーの前でしか見せない一面があり、その組み合わせも無限大。たとえば、最年少の長谷川から見た浦川は「こう見えて結構しっかりしてて、後輩思いで……先輩からも後輩からも好かれていて、誰からも愛される“いい奴”」(引用:TVfan)だそうで、川村、浦川、長谷川の3兄弟の仲の良さもファンからは人気のようだ。


 また、浦川と藤原以外にも、THE RAMPAGEには幼馴染コンビが存在する。神谷健太と与那嶺瑠唯はもともと同郷の友達であり、沖縄出身者特有のゆったりとした空気感やダンスセンスでグループに新しい風を吹かせる個性派コンビ。小学生の頃から一緒にEXPG STUDIO TOKYOに通っていたという龍と鈴木昂秀は、THE RAMPAGEがメジャーデビューを果たす前から『HiGH&LOW』シリーズに出演し、劇中でも相棒的な役どころを演じてきた。時には悔しい想いを糧にしながら、時には嬉し涙を流しながら進んできた彼らのサクセスストーリー。その青春の輝きも含めて、THE RAMPAGEの魅力と言えるだろう。


 今年頭に派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」(LIKIYA・神谷・山本・浦川・鈴木)が始動したことも嬉しい驚きだったが、今や“ボーカル”“パフォーマー”という枠を越え、演技・アート・ファッション・DJ・MPC・映像制作・作曲・トーク・料理など、個性が大渋滞しているTHE RAMPAGE。先日の『LIVE×ONLINE「THE RAMPAGE」』でも、龍がMPCパフォーマンスを初披露したり、鈴木がダンストラックのリミックスを手掛けたりと、これまでに積み重ねてきた努力の成果を見せていたが、今後はさらにメンバー達のコラボレーションが期待される。まるでアベンジャーズのごとく、新たな武器を手に入れた最強の集団THE RAMPAGEが、オンライン時代のエンタメシーンで暴れ回る。(斉藤碧)


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