賀来賢人、かつての貧乏暮らしを支えてくれた福田雄一監督への感謝と恩返し

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2020年09月20日 20:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

20歳のころの賀来賢人。俳優デビューしたばかりで表情が初々しい(2008年)

 7年ぶりに帰ってきた『半沢直樹』(TBS系)の勢いは止まらず、今年の流行語にもなりそうな“恩返し”。半沢を支えるあの人たちはどんな施しを返してきたのかをのぞき見!

「ファンの方に恩返しをしたいという気持ちがずっとあった」

 7月17日、主演映画『今日から俺は!! 劇場版』の初日舞台挨拶で賀来賢人(31)が客席に語りかけた。

「三橋はミスキャスト」の大合唱だったが…

 半沢直樹では歌舞伎役者たちが顔芸を繰り広げる中、笑いなしで半沢の部下を好演した賀来。コメディーからシリアスまで幅広い演技力が光るが、『今日俺』開始当初は“ミスキャスト”の大合唱。

「“三橋のイメージじゃない”“年とりすぎ”など批判の声があり、賀来さんも心配していたようですが、ふたを開けてみれば大ヒット。三橋=賀来賢人となり底力を見せつけました」(テレビ局関係者)

 コメディー演技の裏側にはストイックな役作りがあった。

「アラサーで高校生役をやるのは無理があると気にしたようで1週間、水だけを飲むダイエットをして挑んだんです。1日に12リットルの水を飲んで水分量は確保しながら筋肉は落とさずに脂肪だけを落とすという過酷なトレーニング。役者魂を感じました」(ドラマ関係者)

 役作りは見事、成功。8歳年下の伊藤健太郎と並んでも立派にコンビに見える三橋&伊藤を作り上げた。

水道が止められるほど貧乏だった時期も

 賀来がここまで全力を注ぐのには理由がある。

「実は同年代の若手俳優が次々に頭角を現す中、くすぶっていた時代にかわいがってくれたのが福田雄一監督なんです」(同・前)

 賀来は’07年に芸能界デビュー。当初は賀来千香子(59)の甥として注目を集めたが──。

それでも力及ばず、コメディー演出の舞台も賀来だけがウケずに滑る日々。スランプで仕事も減り、ついには水道が止められるほど貧乏暮らしに。そんなときに福田監督に出会い、毎日ご飯を食べさせてもらっていたそうです。

 主役に抜擢してくれた思いに報いたいという気持ちもあったのでしょう。YouTubeなどの宣伝にも手を抜かずに全力でやりきっていました。そんな賀来さんを見て、共演者も士気を高めていったようです。

 賀来さんは作品のヒットは“自分の手柄じゃない、視聴者のおかげだ”と謙虚にとらえています

 大事なのは“感謝と恩返し”。賀来は福田監督とファンからの施しに倍返しした。

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