ユヴェントスのスポーツディレクター(SD)を務めるファビオ・パラティチ氏が、バルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレス獲得を否定した。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
バルセロナを率いるロナルド・クーマン監督はスアレスを構想外としていることから、今夏の退団が確実視されている。一時はユヴェントスへの移籍が決定的と報じられていたものの、チャンピオンズリーグの選手登録リスト提出日までにイタリア国籍の取得が困難であることが原因となり、同クラブへの移籍は破談となったことが報じられている。
そんな中、ユヴェントスのパラティチSDはイタリアメディア『スカイスポーツ』で、「パスポートを取得するために時間がかかるため、彼は我々の獲得候補リストには載っていない」とスアレスを獲得しないことを明言した。
「彼にここに来る可能性があった時、我々はそれを検討していた。しかし、市民権問題が障害となった。時間を短縮することはできなかったので、彼を(リストから)外すしかなかった」
ユヴェントス行きがなくなったことにより、バルセロナ残留の可能性も浮上しているスアレス。去就には引き続き注目が集まることになりそうだ。