小林可夢偉とともにデイトナ2連覇中のWTR、2021年はアキュラDPiにスイッチ/IMSA

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2020年09月24日 09:11  AUTOSPORT web

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2021年にウェイン・テイラー・レーシングがスイッチすることになったアキュラのDPiマシンARX-05。アキュラがカラーリングイメージを公開した
アキュラ、およびホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、2021年よりIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスにおいて、ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)とマイヤー・シャンク・レーシング(MSR)が、それぞれ1台のアキュラARX-05を走らせると発表した。

 現在2台のARX-05を走らせているチーム・ペンスキーとのジョイントを2020年シーズン限りで終了させることをアキュラはアナウンスしていたが、2021年からはWTRとMSRがパートナーとなり、2021年1月のデイトナ24時間レースから新たなスタートを切る。

 2台のドライバーについてはまだ発表されていないが、HPDの契約ドライバーであるリッキー・テイラーとデーン・キャメロンは、引き続きAcura ARX-05のシートに収まるものとSportscar365は理解している。

 WTRはDPi規定初年度となった2017年からキャデラックDPi-V.Rで参戦し、初年度にチャンピオンを獲得。2019、2020年は小林可夢偉をドライバーラインアップに加えたデイトナ24時間レースで、連覇を果たしている。

 MSRは過去4シーズン、アキュラのNSX GT3でGTDクラスを戦い、昨年はクラスタイトルを獲得している。また、過去にはプロトタイプクラスでホンダ(HPD)エンジンを搭載したリジェJS P2を走らせ、勝利も挙げていた。

 両チームとの複数年契約には、将来計画されているアキュラLMDh車両におけるコラボレーションも含まれている。

「ウェイン・テイラー・レーシングがアキュラのモータースポーツファミリーに加わることを歓迎するとともに、彼らがプロトタイププログラムへ貢献してくれることを大いに期待している」とHPDプレジデントのテッド・クラウスは言う。

「同様に、マイヤー・シャンク・レーシングとのパートナーシップががDPiクラスにおいても成功することを期待している」

「我々の意図は、アキュラ・モータースポーツのパートナーとしてMSRとWTRとともにDPiを継続していくことだけではない。次世代のアキュラLMDhをともに開発していくことも含まれている」

 WTRのチームオーナー、ウェイン・テイラーはGMと長期に渡って関係を築いてきたが、アキュラとの関わりもルーツに持っており、1992年にはIMSAキャメル・ライツでコンプテック・アキュラ陣営に加わっていた。

「HPDとアキュラ・モータースポーツからこのチャンスを与えられたことに非常に興奮しているよ」とテイラー。

「HPDとアキュラ ・モータースポーツの面々と顔を合わせて以来、彼らがWTRファミリーに対して大きな敬意を払ってくれていると感じる」

「彼らは私と同じ情熱、そしてビジョンを持っている。それが最高だね。今後数年にわたり、このDPiプログラムを実行できるのが楽しみだ」

「コニカミノルタ、リック・テイラー、そしてマイケル・マスとの長期パートナーシップをこのプログラムにもたらすことができることにも、同様に興奮している。シーズンスタートが待ちきれないね」
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